「ヴォロガセス4世」の版間の差分

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=== 対ローマ戦争 ===
[[161年]]にアルサケス朝の[[アルメニア王国|アルメニア]]王[[ティグラネス7世]]が死去すると、ローマは新たなアルメニア王として[[ソハエムス]]を擁立した。これによって再びローマとの関係は緊迫したものとなり、ヴォロガセス4世は軍を率いてアルメニアと[[歴史的シリア|シリア地方]]を攻撃し、初戦でローマ軍を破ってシリアを占領するとともにアルメニア王ソハエムスを追放してアウレリアス・パコルスをアルメニア王とした。
 
[[162年]]、ローマ皇帝[[ルキウス・ウェルス]]([[マルクス・アウレリウス・アントニヌス]]との共同皇帝)の指揮の下でローマ軍は反撃に移り、[[163年]]にはアルメニアを占領した。アウレリアス・パコルスは廃位され再びソハエムスがアルメニア王に即位した。ローマ軍は更に[[バビロニア]]方面への侵攻を行い、[[165年]]には首都[[クテシフォン]]がローマ軍によって占領された。