「ワクチン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
121行目:
== 日本のワクチン事情 ==
{{See|ワクチン忌避|集団免疫}}
日本では1849年に[[オットー・ゴットリープ・モーニッケ]]が天然痘の痘苗を輸入し<ref>『医学の歴史』p301 梶田昭 講談社 2003年9月10日第1刷</ref>、以後本格的に種痘が全国に広まった。1909年には種痘法が施行され、1948年には[[予防接種法]]が制定されて、天然痘以外の感染症でも予防接種が義務化された<ref>「ワクチン 基礎から臨床まで」p4 日本ワクチン学会編集 朝倉書店 2018年10月10日初版第1刷</ref>。

1964年(昭和39年)に始まった、インフルエンザワクチンの被害を訴える訴訟は、1980年代まで長く続き報道された<ref>{{cite news |author=高橋真理子 |title=常識破りの連続だったインフルワクチン報道 |url=http://webronza.asahi.com/science/articles/2014112200024.html |date=2014-11-21 |newspaper朝日新聞WEB RONZA= |accessdate=2018-04-10}}</ref>。続く予防接種による訴訟によって、1976年(昭和51年)に[[予防接種法]]が改正され、救済制度が設立された<ref name="naid40000600648">{{Cite journal |和書|author=堀勝洋 |date=1982-09 |title=社会保障法判例 - 児童の障害が種痘に起因すると認められ、予防接種法による障害児養育年金の不支給決定が取り消された事例 |journal=季刊社会保障研究 |volume=17 |issue=4 |pages=469-474 |url=http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/sh170408.pdf|format=pdf}}</ref>。
 
日本は、1980年代までワクチン先進国とされていたが、副作用による訴訟が相次ぎ、厚生省とメーカーが開発・接種に消極的になった結果、日本はワクチン後進国だと言われることもある<ref>[http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=29767 製薬大手、ワクチンに活路]:[[読売新聞]]</ref>。