「タッピング奏法」の版間の差分

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|出典の明記=2020年7月
|独自研究=2020年7月
}}
[[File:Tapping guitar.jpg|thumb|タッピング奏法]]
[[File:Koeln1998 Brian May.jpg|thumb|幅px|右手の人指し指によるタッピング奏法を見せる[[ブライアン・メイ]]。1998年撮影。]]
'''タッピング奏法'''(タッピングそうほう)とはの1つで、[[ギター]]、特に[[エレクトリックギター]]や、それに類する[[弦楽器]]において、[[指板]]上の[[弦 (楽器)|弦]]を指で叩き付けて押弦したりそのまま横に弾いたりして音を出す技法。単に'''タッピング''' (Tapping) とも言う
 
単に'''タッピング''' (Tapping) とも言う。
 
== 概要 ==
右利き用を前提として述べると、ギターには、指板上で左手で弦を押さえる[[フィンガリング]]をおこないながら、右手で弦を弾くピッキング([[ピック奏法]]、[[フィンガー・ピッキング]])をおこなって音を出す通常の演奏法のほかに、フィンガリングをおこなう指で弦を指板に叩きけるように勢い良く押下する[[ハンマリング・オン]]と、押弦している指を弦に引っ掻けるようにして離脱させる事で発を発生させる[[プリング・オフ]]という2つの奏法がある。基本的にこの2つを間断なく繰り返して2音を反復することを[[トリル|トリル奏法]]と呼ぶ。そしてこのトリル奏法を拡張したのがタッピング奏法である。[[1965年]]の時点で、イタリア人の[[ヴィットリオ・カマルデーゼ]]は、タッピング奏法をイタリアのテレビで披露していた<ref name="yt">{{Citation|last=Roberto Angelini Official Page|title=Vittorio Camardese ospite a "Chitarra Amore Mio" (RAI-1965) LA NASCITA DEL TAPPING|date=2013-07-02|url=https://www.youtube.com/watch?v=UmTQYquqxSY|access-date=2018-08-11}}</ref>。
 
*片手タッピング
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*両手タッピング
両手タッピングは上述のトリル奏法を拡張したもので、文字通り両手でハンマリングとプリングを行う奏法。この奏法を特に[[スタンリー・ジョーダン]]によるこ言葉の通りに"奏法は、'''タッチスタイル"'''と呼ばれている<ref>{{Cite web|url=https://www.phillyvoice.com/jazz-artist-stanley-jordans-blurred-lines/|title=Jazz artist Stanley Jordan's blurred lines|publisher=PhillyVoice / WWB Holdings, LLC. |date=2018-02-09|first=A.D. |last=Amrosi|accessdate=2020-08-06}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://jazztimes.com/features/interviews/stanley-jordan-my-spirit-transcends-gender/|title=Stanley Jordan: “My Spirit Transcends Gender”|publisher=JazzTimes|date=2019-04-25|first=David R. |last=Adler|accessdate=2020-08-06}}</ref>。
 
両手タッピングという奏法自体は古くから存在し、しかしこの奏法が一般に受け入れられるまでは20年以上の時間を要した。
 
== 歴史 ==
[[File:Vittorio-camardese.jpg|thumb|1965年、イタリアのテレビ番組でタッピングを披露する[[ヴィットリオ・カマルデーゼ]]。]]
[[File:Erik Mongrain.jpg|thumb|[[エリック・モングレイン]]のラップタッピング]]
両手タッピングという奏法自体は古くから存在し、しかしこの奏法が一般に受け入れられるまでは20年以上の時間を要した。
、これをさして現在ではタッピングという定義が一般的である。タッピングの歴史は古く、戦前には早くもジャズ・ギタリストの[[:en:Roy_Smeck|ロイ・スメック]]が[[ウクレレ]]の演奏でタッピング奏法を披露していた<ref>{{YouTube|RcQYt7xvA8M|Roy Smeck}} - 1分30秒前後でタッピング奏法が見られる。</ref>。[[1965年]]には[[ヴィットリオ・カマルデーゼ]]が、イタリアのテレビ番組でタッピング奏法を披露した<ref name="yt" />。
 
、これをさして現在ではタッピングという定義が一般的である。タッピングの歴史は古く、戦前には早くもジャズ・ギタリストの[[:en:Roy_Smeck|ロイ・スメック]]が[[ウクレレ]]の演奏でタッピング奏法を披露していた<ref>{{YouTube|RcQYt7xvA8M|Roy Smeck}} - 1分30秒前後でタッピング奏法が見られる。</ref>。[[1965年]]には[[ヴィットリオ・カマルデーゼ]]が、イタリアのテレビ番組でタッピング奏法を披露した<ref name="yt" />。
[[ロック (音楽)|ロック]]の分野では、[[1960年代]]には[[キャンド・ヒート]]のハーヴィ・マンデル<ref>http://harveymandel.com/</ref>がタッピング奏法をプレイしているのを見たと、当時[[ディープ・パープル]]のギタリストだった[[リッチー・ブラックモア]]が、後年のインタビューで語っている<ref>{{Cite web|url=http://www.thehighwaystar.com/interviews/blackmore/rb199102xx.html|title=Ritchie Blackmore, Interviews|website=www.thehighwaystar.com|access-date=2018-08-11}}</ref>。1978年、 [[ヴァン・ヘイレン]]のギタリストである[[エドワード・ヴァン・ヘイレン|エディ・ヴァン・ヘイレン]]がデビューアルバム『[[炎の導火線]]』収録の「暗闇の爆撃」で披露したタッピング奏法が'''ライトハンド奏法'''としてギター雑誌等で紹介され、タッピング奏法をライトハンド奏法と呼ぶが続くことになった。
 
[[ロック (音楽)|ロック]]の分野では、[[1960年代]]には[[キャンド・ヒート]]のハーヴィ・マンデル<ref>http://harveymandel.com/</ref>がタッピング奏法をプレイしているのを見たと、当時[[ディープ・パープル]]のギタリストだった[[リッチー・ブラックモア]]が、後年のインタビューで語っている<ref>{{Cite web|url=http://www.thehighwaystar.com/interviews/blackmore/rb199102xx.html|title=Ritchie Blackmore, Interviews|website=www.thehighwaystar.com|access-date=2018-08-11}}</ref>。1978年、 [[ヴァン・ヘイレン]]のギタリストである[[エドワード・ヴァン・ヘイレン|エディ・ヴァン・ヘイレン]]がデビューアルバム『[[炎の導火線]]』収録の「暗闇の爆撃」で披露したタッピング奏法が'''ライトハンド奏法'''としてギター雑誌等で紹介され、タッピング奏法をライトハンド奏法と呼ぶが続くことようになった。
しかしそれ以前に、またので、一概に誰が最初に演奏したかを決めるのは難しいと思われる。
)。
 
エレクトリックギターに於いてはライトゲージと呼ばれる細めの弦が好んで用いられる。[[ジミ・ヘンドリックス]]、[[エリック・クラプトン]]登場以来ロック・ギターに於いては[[チョーキング]]を多用するのが当たり前となったことで、よりチョーキングのしやすい細い弦が好まれるようになっていたと見られる。しかしこのようなセッティングは。もしくは。実際、。これは、一方[[フォークギター]]や[[クラシックギター]]は太い弦を用いるのが普通であり、特にフォークギターは張力も強いため指板上で指を叩き付ける程度の力では大きな音を出しにくい。エレキ・ギターは、強く歪ませると小さな音でも拾われやすいためピッキングとハンマリング/プリングの音量差が出にくくなり、奏法として使いやすくなる。
 
両手の親指を除く全ての指を用いて鍵盤楽器のようにタッピングを行う両手タッピングについては、奏法自体は1950年代に前述した[[グレッチ]]の技術者であったジミー・ウェブスター (Jimmie Webster) によって既に完成していた。それをスタンリー・ジョーダンなどがギター奏法に置き換えたものである。
 
== 関連項目 ==