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また、聖書無謬主義から一見矛盾している『[[旧約聖書]]』の記述を神秘主義的解釈を用いて影響を受け読み解く。一例として『[[創世記]]』冒頭の[[天地創造#創世記の天地創造|天地創造]]には人間創造の場面が2回出てくる。文献学的にはこれは別系統の神話を一つの書物に統合した為に生じた矛盾と考えられているが、カバラでは実際に人間創造が2回(またはそれ以上)行われたと解釈する。
 
[[ユダヤ教]]では一般的な宗教に見られる「[[死後の世界]]」というものは存在しない。[[カバラ]]では、魂は個体の記憶の集合体であり、[[唯一神]]は全ての生命に[[内在]]し、ただ[[唯一神]]は永遠の魂([[生命の樹 (旧約聖書)|命の木]])である。個体が善悪を分かち、各々の記憶は神へ還っていく。神はただ記憶を収集し、善悪を分かたない。神では、善の記憶が再創造の素材になり、悪の記憶が無くなる。
 
[[カバラ]]では次のような寓話がある。