「オロチョン族」の版間の差分

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中国側のオロチョン族に対しては、[[満州国|満洲国]]時代の1930年代後半に、[[関東軍]]の[[特務機関]]が工作して軍事訓練をほどこし、対ソ情報収集の任務を与えた。オロチョン族はソ連領内にも同族がおり、ロシア語と中国語に通じていたため、その種の任務に適していた。当時関東軍の特務機関は少数民族宣撫工作に[[アヘン|阿片]]を用いたとも言われており、オロチョン族の間に麻薬中毒が広がり、戦後もしばらくの間続いたと主張する研究者もいる<ref>中生勝美「オロチョン族をアヘン漬けにした日本軍」、『世界』第674号、2000年5月。</ref>。
 
[[北海道]][[網走市]]では[[オロチョンの火祭り]]が行われているが主体、これは和人による観光行事で、かつて網走在住の[[アイヌウィルタ]]であるや[[ニヴフ|ニブフ]]の協力を得ていた。これは、「オロチョン」という言葉がアイヌを含む北方民族全体を指すの漠然とした呼称として用いられた時期があり、その名残りである。現在でも、語呂の良さから「オロチョン」の呼称が用いられているが、本項の民族に火祭りという文化はなく、全く関係がない。味噌[[ラーメン]]を[[唐辛子]]等で辛く味付けした、「オロチョンラーメン」(またはラーメン店名がオロチョン)というものもあるが、オロチョンの火祭りから連想された名称である。
 
==遺伝子==