「山岡事件」の版間の差分

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この事件が社会に及ぼした影響は極めて大きく、競馬公正確保を巡って[[国会]]では日本中央競馬会[[理事長]]の[[石坂弘]]を[[参考人]]招致しての質疑が行われる事態となり、その後もしばらくの間は特にギャンブルを嫌い「公営ギャンブル廃止論」を声高に叫ぶ事を[[選挙]]の集票手段とする事も多かった[[日本社会党|社会党]]などの[[左派]]系[[野党]]からの追及や競馬自体への攻撃は凄まじいものがあった。また、山岡が過去には[[天皇賞]]や[[有馬記念]]を勝利したことのある一流の騎手であったことが中央競馬の関係者に大きな衝撃を与えた。
 
山岡事件の後、競馬界では[[厩舎]]区画への出入りの制限の強化、出走予定の人馬の保護(騎乗予定騎手の調整ルーム入室による外部との接触の制限等)、競馬関係者の[[予想 (競馬)|予想]]行為の禁止<ref>これ以前には、調教師が競馬専門紙上で予想印を打ったり、翌週の出走馬について座談会形式で予想を行っていた。また調教師会が作成し、[[競馬互助会]]が発行していた『[[勝馬の栞]]』という著名な調教師が予想印を打った[[出馬表]]が競馬場内限定で発売されており、専門紙より安価でかつ調教師の予想という事で人気があったが、この事件を機に発売中止となった。また『[[競馬中継 (関西テレビ)|競馬中継]]』([[関西テレビ放送]])など一部のテレビ中継では、調教師がレギュラー解説者を務めていた。</ref>等、アメリカのシステムなどを参考に<ref>「レース出場前夜から 全騎手を合宿に」『日本経済新聞』昭和40年9月17日.15面</ref>に様々な規制が明文化、導入される事となった。また、中央競馬における現在の様な[[トレーニングセンター]]方式での人馬の管理の方向を決定付ける一因になったとも言われている。
 
== たちばな賞における八百長疑惑 ==