削除された内容 追加された内容
7行目:
 
== 概要 ==
日本最古の魔法少女は[[赤塚不二夫]]の少女漫画で、少女が持つ大人の女性への変身願望を叶えた最初の'''変身ヒロイン'''作品『[[ひみつのアッコちゃん]]』(1962年)である。それから日本でも大人気となった、善良な[[魔女]]が主人公の海外[[コメディ]][[テレビドラマ|ドラマ]]『[[奥さまは魔女 (テレビドラマ)|奥さまは魔女]]』(1964-1972年)や『[[かわいい魔女ジニー]]』(1965年-1970年)など{{efn2|これらの魔女は「[[悪魔]]の手先であり、人々を不幸に陥れる邪悪な存在」とする[[キリスト教]]的な見方ではなく、「魔法が使えるが、良き隣人として普通の生活を送る善良な魔女たちの日常生活(多くは魔法が関わるために非日常的になってしまう場合が多いが)」を描いている。}}に影響を受け、日本でも『[[コメットさん]]』(1967年-1968年)や、少女の年齢に合わせて魔女を低年齢化した[[横山光輝]]作の『[[魔法使いサリー]]』(1966年-1967年)が登場する。

『サリー』『アッコちゃん』の人気を受けた[[東映アニメーション]]は、『[[東映魔女っ子シリーズ]]』(1966年-1981年)としてシリーズ化し、その後[[スタジオぴえろ]]は同様の作品を『[[ぴえろ魔法少女シリーズ]]』(1983-1998年)として展開した。このように誕生したのが'''魔女っ子'''ないし魔法少女である。
 
これらは『[[メリー・ポピンズ]]』系の[[エブリデイ・マジック]]の[[ホームコメディ]]だったが、時代が下ると悪との戦いのために力を使う『[[美少女戦士セーラームーン (テレビアニメ)|美少女戦士セーラームーン]]』(1992年-1997年)のような華麗な衣装を着た姿になって戦う'''戦闘美少女'''(バトルヒロイン)が現れた。これは『[[東映不思議コメディーシリーズ]]』の美少女シリーズ(1989年-1993年)や、男児向けである『[[スーパー戦隊シリーズ]]』などをもとにした変身ヒロインと格闘モノのハイブリッドであり、『[[プリキュアシリーズ]]』(2004年-)などその境界は曖昧になってきている。