「ブガッティ・タイプ57」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
27行目:
タイプ57に架装された様々な車体の中でも最も著名で、[[第二次世界大戦]]前の最も美しい自動車の一つとして賞賛されているのがタイプ57SC・「クーペ・アトランティーク」である。同時代の[[:en:Bugatti Type 59|タイプ59GPカー]]同様、当初のプロトタイプの車体にはエレクトロン([[マグネシウム]]合金)とデュラリウム([[アルミニウム]]合金)が多用されていた。材質が可燃性であったため溶接ができないので車体は外部からリベット留めされ、その継ぎ目がこの上ないデザイン上のアクセントとなっていた。車体デザインはジャン・ブガッティであった。
 
さすがに3台作られた生産型はアルミ製となったが、継ぎ目はデザイン上の特徴として残され、シャシーにまで及んでいる。いずれも現存し、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]にある一台(車台番号57374)は[[2003年]]のペブル・ビーチにおけるコンクール・デレガンスで優勝、もう一台(車台番号57491)57591)は著名な服飾デザイナー・[[ラルフ・ローレン]]が所有している。残る一台(車台番号57473)は1955年の鉄道事故で大破したが、その残骸から復元されている。
 
 
軽量な車体と200馬力に強化されたエンジンにより、アトランティークの最高速度は200km/hに達するとされる。