「サイコアーマー ゴーバリアン」の版間の差分

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放映当初は70年代に席巻したスーパーロボットアニメからリアルロボットアニメへと移行していた時でもあり、そうした両ジャンルに活かされているシーン(『[[マジンガーZ]]』をアレンジした主役メカのゴーバリアンのデザインや、『[[機動戦士ガンダム]]』の設定にある[[スペースコロニー]]の登場など。)が混じり合ったり、それがストーリーに出てくるのが特色となっている。
 
ナックが製作した最後のロボットアニメでもあり、グロイザーXと同様にマジンガーシリーズや[[ゲッターロボ]]シリーズなどの従来の永井豪の作品とは完全に独立した作風故にメディアへの露出は少なく、現在まで、リメイクや[[スーパーロボット大戦シリーズ]]などへの登場例はない。例外的に、2000年に[[ダイナミック企画]]の創立25周年記念として制作された『ダイナミック スーパーロボット総進撃』ではゲスト出演。
ナックが製作した最後のロボットアニメでもある。
 
== ストーリー ==
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:主人公の日本人青年。正義感が強く、やや猪突な面もあるが、サイコアーマー隊のリーダーへと成長していく。
:家庭を顧みず研究に没頭していた父親と折り合いが上手くいっていなかったが、ガラダイン帝国の襲来で母と妹を失い、ゼクーに呼び出され、サイコアーマーゴーバリアンに乗り込み、ガラダインとの戦いに突入していく。
:戦いと、仲間達との友情と支えによって、その超能力は次第に強化され、第16話であ、支援メカのバリホークを生み出す事になる。
;アチカ・リサ
:声 - [[三浦雅子]]
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:声 - [[堀内賢雄]]
:二代目サイコアーマーレイドの操縦者のドイツ人青年で、バスター戦死前には、サイコジェネスで、宇宙艇を自身の力で創造していたりした。
:少々皮肉屋で口調が冷たいように見えるものの、性根は熱血漢である。初期には他のメンバーや、アトラスとのいざこざが絶えなかったが、バスター戦死以降は地球を守る使命に目覚め、イサム達と共に最前線で戦う。
;カリム・アトラス
:声 - [[福士秀樹]]
:サイコアーマーガロム搭乗者の巨漢。力自慢の大食漢でかつ、少々ドジでおっちょこちょいだが、そのお人好しで人間味溢れる性格は時として仲間達を和ませた。ライラに好意を持っている。
:発足当時はハンスとはなにかと対立していたが、第12話で負傷してハンスの介抱を受けるが、逃げ込んだスペースコロニーの人々から共に冷たい仕打ちを浴び続けながらも戦う中で、男の友情で結ばれる。
;ピケ
:声 - [[あきやまるな|秋山るな]]
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;オルドン
:声 - [[龍田直樹|竜田直樹]]
:ゼクーの助手を務めるガラダイン星の生物で、人語を話せるだけではなく、自らも強力な超能力を持っている。ゼクーの事を「旦那」と呼ぶ
:イサム達のお目付役でもあり、彼等に対してはかなりの上から目線。「ホッ!」と語尾に付けて話す口癖がある。
 
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;メリア
:声 - 大原美佳子
:ガラダイン帝国の女戦士として名が知られており、当初は一目置かれていた。地球もすぐに侵略する筈だったが、ゼクーによって組織されたサイコアーマー隊に阻まれ、特にイサムとゴーバリアン相手には度々敗北を重ねて地位を失い、そのことで憎悪してイサムを付け狙うものの、地球に置き去りにされた事により、地球環境では超能力が少しずつ失われていく事で、以降彼等とは戦わなくなる
:しかし、そうした中で地球人達の優しさに触れて愛を覚えて改心し、更にゼクーにガラダインの情報を渡して協力者となっていく。そして第25話でグロン・デスロームの弱点を見つけ出して伝えた後、クリストを道連れにする形で戦死自爆。最後はイサムに対し「生まれ変わったら、あなたと又会いたい」と言い遺した。
;クリスト
:声 - [[井上和彦 (声優)|井上和彦]]
:ガラダイン帝国の戦闘隊長で、階級ではメリアよりも上。
:野心家で、一時はゴーバリアンに敗退を重ねた事で、降格処分を受けるが、狡猾な手を使ってドムソンやダムーラを蹴落とし、彼等よりも高い地位に就くことに成功する。
:そうしてゼクー達を倒し、地球を滅ぼして、ガラダイン帝国の実権を握ろうとするが、改心したメリアによってその道と命を絶たれた。
;ドムソン
:声 - [[鈴置洋孝]]
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:声 - [[鈴木勝美]]
:ガラダイン帝国最前線基地の要塞ダインガラームの司令官。当初はクリスト、ドムソンよりも格上だったが、イサム達を取り逃がした失態をガラダイン皇帝に知られた上に、クリストによって降格処分にされ、ダインガラームの指揮権も奪われてしまう。
:ダインガラームを失った後、戦闘員としてグランドーを襲い、ライラを負傷させるが、その為にアトラスの怒りに触れを買って倒される。
;ジャギー
:声 - [[上田敏也]]
:第9話のみに登場した戦闘隊長で、ジェノサイダーボーバルを操って、強力な妖能力でアトラスのガロムを追い詰めるが、イサムのゴーバリアンとハンスのレイドによる参戦と共同攻撃によって倒された。
;ゴロキー
:声 - [[上田敏也]]
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初期は複数人のサイコ・ジェネスによる生成が必要だったが、中期以降は単独での生成が可能となった。さらにゴーバリアンはイサムの超能力のレベルアップにより、バリホークを纏うような形でパワーアップを遂げている。
 
'''ゴーバリアン'''<blockquote>パイロットはイサム。サイコアーマーの中では唯一変形機構と合体機構を持ち、バリホークと合体する事で強化形態にパワーアップする。
;ゴーバリアン
 
:パイロットはイサム。
:全高13m、重量47t
:バリホークと合体することで強化形態にパワーアップする。
 
:全高13m、重量47t
:;'''装備'''
 
</blockquote><blockquote>
::*サイコクラッシュ:腕から発射されたサイコパワーが敵を包み破壊する。サイコクロスと共に、必殺技扱いになる事が多い。
::*サイコバリヤー:敵の攻撃を防ぐエネルギー障壁。
::*サイコエレクター:胸から強力な電子束ビームを発射。
::*サイコサーベル:サイコジェネシスによって創りだす剣。使用は第20話のみ
::*サイコバズーカ:ゴーバリアンの使うバズーカ砲。サイコエネルギーの弾丸を連続して打ち出すことが可能だが、劇中未使用(『ダイナミック スーパーロボット総進撃』では使っている。)
::*サイコクロス:額の十字から放射されるエネルギーが手裏剣状になり敵を切り裂く。敵への止めによく使われる技。
;バリアンダガー
:ゴーバリアンの飛行形態。この形態に変形することで高速移動や戦闘を行うことが可能となる。
:第2話でゴーバリアンの操縦練習中に脚部を誤って損傷し、その際に修理したときに偶然この形態に変形してしまった。その後の戦闘でイサムが変形方法を見つけたため、それ以降は自由に変形できるようになったが、その後の登場回は第11話しかない
:一部雑誌では'''ゴーバリアンダガー'''と表示されている。
;バリホーク
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:バリホークの右機首であるサイコキャノンは右脇に移動、ハイポテンシャルの主砲となる。サイコクラッシュ、サイコクロス、サイコキャノンを同時発射する「オールパワーサイコクラッシュ」が最大の技で、ジュノサイダーの大群を撃破するほどの威力を持つ。
:第18話ではイサムがピケとプケの助けも借りて一時成形しかけるも失敗。しかし、トルネードの攻撃で危地に陥った際に、成形を完成させて突破する。
</blockquote>
 
;レイド
:当初はバスターがパイロットだったが、戦死後はハンスがパイロットに。
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:ゼクーが設計した巨大移動基地。長方形に近い形状の本体の周囲に、円状の構造物で囲っている独特の形状をしている。宇宙、大気圏どちらでも飛行可能。
:武装は両舷の大型連装砲と、ミサイル、更に各部に設置した対空レーザー機銃など。
;'''小型宇宙艇'''
 
;小型宇宙艇
:第6話でハンスがサイコジェネスによって生成した宇宙艇。ハンスはこの機体でガラダイン本体を潰そうとするが、待ち伏せに遭って危機に陥る。
:武装は両舷の大型連装砲と、ミサイル、更に各部に設置した対空レーザー機銃など。
;'''戦闘機'''
 
;戦闘機
:第8話でバスターがハンスと共に乗り込んだ小型戦闘機。損傷を受けたグランドーが戦闘を逃れる為、敵の目を欺く囮として使われた。ホログラフ発生装置を搭載し、それでグランドーの立体虚像を造り出す。
;'''脱出艇'''
 
;脱出艇
:グランドーに搭載されている長方形型の脱出艇で、宇宙、大気圏のどちらでも行動可能であり、配色もグランドーと同じ白。グランドーから離脱した場合の臨時指揮場としての役割も兼ねている。
:最終話でゼクーは自分以外の全てのメンバーをこれに乗せ、南極のグロン・デスローム攻撃に向かわせた後、自らはデグリゾーンに向かう。
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:ガラダイン軍の大気圏、宇宙両方で使用される戦闘機。正面からみるとへの字のような主翼が特徴で、コクピットキャノピーの下に、連装式レーザー砲を持つ。
:多数配備されており、地球全土を攻撃。集団による熾烈な攻撃は都市を壊滅させる程の威力で、その攻撃で地球の多くの大都市が瓦礫だけの廃墟となってしまう。
;'''デモンドス'''
 
;デモンドス
:ドムソンが指揮する移動要塞。オレンジ色の配色で、鋭角な角状の構造物を持つ。
:第11話でクリストを追撃したレイドとガロムに砲撃し、ガロムと搭乗していたアトラスに深傷を負わせた。その後もスペースコロニー襲撃などで度々イサム達を苦しめたが、第15話でクリストの策略もあって、ゴーバリアンとレイドの自爆によって爆破される。
;'''ダインガラーム'''
 
;ダインガラーム
:月面に鎮座するダムーラが指揮する巨大要塞。月の内部に根を張り、月と地球の気象を操る巨大な気象コントロール装置の機能を持つ他にも、ガラダイン本星に通じるワープ装置を持つ。
:ダムーラ降格後には、クリストが指揮を採り、第21話でグランドーとサイコアーマー隊を巻き添えに自爆しようとしたが、果たせなかった。だが、その後に更なる脅威であるグロン・デスロームが現れる。
;'''グロン・デスローム'''
 
;グロン・デスローム
:クリストが指揮するダインガラームの発展型ともいうべき超巨大要塞。南極に取り付き、そこで地球の気象をコントロールすべく、地中に根を張る。
:強力な対空砲火とバリアーで、サイコアーマー達でさえ歯が立たなかったが、弱点を見抜いたメリアからの情報提供と、ゼクーがガラダインを道連れに自爆した事によってコントロールが弱まり、サイコアーマー隊の一斉攻撃によって破壊され、戦いは終結した。
;'''デグリゾーン'''
 
;デグリゾーン
:ガラダイン皇帝が乗る超巨大移動要塞。グランドーの数十倍ともいえる巨体と、その攻撃を一切寄せ付けない堅固さを持つガラダイン軍最終兵器。ガラダインはここからグロン・デスロームをコントロールして、地球壊滅を宣告し、ゼクーを屈服させようとする。
:だが、ガラダインからの降伏要請に応じた振りをしたゼクーは、グランドーもろとも動力部に飛び込んで自爆、それによってガラダインもろとも滅んだ。
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== ソフト化 ==
[[VHS]]ビデオが1985年に発売。全6巻となるが、次回予告や、収録されなかった回やシーンが散見され、不完全なものだった。
 
2013年6月20日、DVD1〜4巻が、同年7月20日に5〜8巻とDVD-BOXが、[[ラインコミュニケーションズ]]から発売された。
 
== 玩具 ==
玩具はポエムから出され、プラモデルは[[ニットー]]から発売。
 
'''ポエム'''
 
*強合金DXサイコチェンジゴーバリアン (サイコサーベル、サイコバズーカ付属。バリアンダガーへ変形。)
 
'''ニットー'''
 
;*ゴーバリアン  
*レイド
*ガロム
*ドグロス
 
'''ユージン'''
 
* 懐ロボミュージアム 
 
<blockquote>ゴーバリアン(サイコバズーカ付属)</blockquote>'''ユニオンクリエイティブ'''
 
*FRAME ACTION MEISTER サイコアーマー ゴーバリアン([[大張正己|大張正巳]]デザイン サイコサーベル、サイコバズーカ付属)
 
 
この他、[[グッドスマイルカンパニー|'''グッドスマイルカンパニー''']]から、「MODEROID アームドマジンカイザー ゴウヴァリアン」が発売。
 
本編とは関係無いが、マジンカイザーが、強化パーツとなったバリアンダガーを纏うことでゴーバリアン(ゴウヴァリアン)となる。
 
== 脚注 ==