「係留施設」の版間の差分

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Shimoxx (会話 | 投稿記録)
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[[Image:Halifaxsmallfrombridge.jpg|thumb|250px|right|ハリファクス港(カナダ)の接岸施設]]
=== 接岸施設 ===
接岸施設はその形状によって、[[岸壁]]・[[物揚場]]、[[桟橋]]、[[浮桟橋]]などに分類される。岸壁・物揚場は、陸域部に沿った形状をしている。これに対し桟橋は、陸域部か水域へ突き出る橋梁状の構造物である。浮桟橋、箱状の構造物を水に浮かべて錨で固定し、陸域部と連結したものである。これらはいずれも陸域の[[埠頭]]内に設けられる。

接岸施設に着岸した船舶は、[[錨]]を下ろし、ロープ・ワイヤを接岸施設の係船柱にくくりつけることによって停泊する。船舶と接岸施設が接触すると互いに損傷を生じるので、接岸施設にはゴムなどで作られた[[防舷材]]が取り付けられている。接岸施設は、バースという単位に区分されるのが通例である。1つのバースに1隻の船舶が接岸することが通常想定されている。1バースの延長は、短ければ数十メートル、長ければ300メートルに及ぶ。
 
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=== 沖がかり施設 ===
沖がかり施設もまた、その形状によって、[[係船浮標]]と[[ドルフィン (係留施設)|ドルフィン]]に分類される。係船浮標は文字どおり係船するための浮標(ブイ)である。ドルフィンは係船杭とも呼ばれ、陸から離れた海底に杭などを打ち込んで作る係留施設であり、[[タンカー]]の係留などに使用されることが多い。沖がかり施設が設置されている海域は、通常、船舶が停泊するための[[泊地]]として指定されている。また沖がかり施設は、海のバース、すなわちシーバースと呼ばれることもある。