「風立ちぬ (松田聖子のアルバム)」の版間の差分

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『'''風立ちぬ'''』(かぜたちぬ)は、[[1981年]](昭和56年)[[10月21日]]にリリースされた[[松田聖子]]の4枚目の[[アルバム]]である。初回限定でデジタルマスタリング仕様盤も発売された
 
== 解説 ==
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*「Side A」は大瀧のサウンドプロデュースによる独特の作風が色濃く出ており、これまでの松田の作品と一線を画している。大瀧は、今作の7ヶ月前に発表された自身のアルバム『[[A LONG VACATION]]』の収録曲と対になるようにそれぞれの曲を制作したと『大瀧詠一作品集Vol.1』のライナーノートで解説している。また、これまで松本と組んだ作品は、「はっぴいえんど」等での実験的な作品ばかりだったので、歌謡界で商業的に通用するかどうかの試金石だったが、今作がヒットして自信になったとも述べている。
*今作レコーディング時の松田は、過酷なスケジュールによる喉の酷使で声の状態が非常に悪く、また、大瀧の指導が厳しいものであったため、スタジオに向かうのが嫌でバスの中で泣いた事もあったという。その後、無事にレコーディングは完了し、大瀧も作品の出来栄えを見て松田を称賛した。
*[[レコード#LP%E7%9B%A4|LP]]リリースから1ヵ月後の11月21日には、マスター・サウンド(当時の[[ソニー]]が持てる技術を駆使した最高音質)仕様盤と、[[コンパクトカセット#%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E|メタルポジション(TYPE IV)仕様の音楽テープ]]がそれぞれ発売された。
*2014年9月25日、待望のSACD化(ハイブリッド盤)。企画、販売は株式会社ステレオサウンド。「松田聖子SACD化プロジェクト」第1弾としてアルバム「SQUALL」と同時発売された。オリジナル2トラックミックスダウンマスターに遡ってDSDマスタリングされている。この企画のスーパーバイザーである嶋護(しま・もり)氏は解説書の中で、「『一千一秒物語』から『いちご畑でつかまえて』を経て『風立ちぬ』にいう流れは、詞と曲、プロダクション、歌唱、演奏、録音とどこをとっても、日本のポップスが到達した感動的な頂点の一つに数えられるだろう」と異例とも言える熱烈な賛辞を送っている。