「キリスト教福音宣教会」の版間の差分

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1999年3月の韓国テレビ局のドキュメンタリー番組の報道で、[[鄭明析]]による女性信者へのわいせつ行為・性的暴行が一気に社会問題になり、教祖は2009年に実刑判決を受けた{{sfn|野方|2009}}{{sfn|櫻井・中西|2010|pp=414-415}}。(詳細→[[#女性信者の性的被害|女性信者の性的被害]])ジャーナリストの野方いぐさ{{Refnest|group="注"|野方いぐさ[2009]より執筆者プロフィール「1967年神奈川県生まれ。新潟県育ち。販売員、漫画家アシスタント。保険外交員、調査会社勤務など、迷走した人生を送る兼業ライター。かつてオウム真理教の在家信者と疑われ、数年間にわたり警視庁公安部と公安調査庁の監視対象であった」}}は、教祖逮捕で事件が幕切れしたように見えるが、性的暴行の被害者だけでなく、元信者たちも、教団の影響からなかなか抜け出せなかったり、このような教団の勧誘をしていたことの罪悪感に苦しむなど、その心の傷は大きいと述べている{{sfn|野方|2009}}。
 
日本では[[統一教会]]と同じく、正体を隠した勧誘が行われており、勧誘対象の中心は大学生だが、2006年に高校生の入信も確認されている{{sfn|野方|2009}}。教会には幼い子供から高齢者まで老若男女が通っているという<ref name="tokyo-shinkoFAQ">{{Cite web |url=https://www.j-cgm-tokyofaith.net/faq.html |title= 東京主信仰教会「よくあるご質問」|accessdate= 2020-09-07 }}</ref>。「50の大学に信者」をもち「サークル装い勧誘」していると報道され、大学では被害者をこれ以上増やさないよう対策が取られている{{sfn|櫻井|2006}}。
 
宗教社会学者の[[櫻井義秀]]は、「摂理の宣教活動や教義はかなりの程度[[統一教会]]の影響を受けたもの」であり、真似をされたからと言って統一教会にキリスト教福音宣教会の監督責任があるわけではなく{{Refnest|group="注"|一般に、真似をされたことによって監督責任が生じることはない。「監督責任」とは「失策や不法行為などのあった人を指導監督する立場にある人の負うべき責任」である。}}、同教団が起こした諸問題に統一教会が関わっているわけではないが、韓国では両者を比較して特徴を論じる研究書が少なくないと指摘している{{sfn|櫻井|2006}}。