「M5 (コンピュータ)」の版間の差分

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BASIC-G は当時のパソコン雑誌のベンチマークテストで、並み居る高級機に並んでZ80の[[インタプリタ|インタープリター言語]]では最速を誇り、一部の[[コンパイラ言語|コンパイラー]]にも迫る早さを見せた。BASIC-GのユーザーメモリはBASIC-Iの2倍ある上、ほとんどの命令をハードウェアの割り込みで行っていた。そのため、スプライトを移動させるMOVE命令など絵を描く命令や音を出しているときも処理は独立していたため、CPUが解放されて他の処理や命令に取りかかれ、キーボードやジョイスティックの入力を受け付けた<ref name="ikn56">生野弘志『M5インターフェース実戦テクニック』誠文堂新光社、1983年、p.56</ref><ref name="cr169" />。スプライトの処理は大幅に強化され、座標を指定するだけでスプライトが自動的に移動するMOVE命令、スプライトを複数組み合わせて1つのスプライトとして扱えるJOINT命令が用意された<ref name="ikn56" /><ref name="cr169" />。サウンドについてもBASIC-Iが[[PEEKとPOKE|POKE文]]やOUT命令を使うしかなく扱いが面倒だったのに対して、PLAY命令で簡単に音楽演奏機能を扱えた<ref name="cr169">オフケンアート研究会 新井進、高橋久也編著『Sord M5おもしろクリエイティブィブ いまホームコンピュータの時代』学習研究社、1983年、p.169</ref>。
 
BASIC-FはFD上のファイルをオープンしてデータを入出力するコマンドがサポートされている。ファイル管理を行うコマンドは用意されていない。
 
m5の開発者が趣味で日本語BASICを開発したが発売はされていない<ref>生野弘志『M5インターフェース実戦テクニック』誠文堂新光社、1983年、p.8</ref>。