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[[File:和蝋燭作業場 三嶋屋・飛騨古川P8117685.jpg|250px|thumb|right|和蝋燭製作作業場]]
[[ファイル:和蝋燭・三嶋屋・飛騨古川P8117675.jpg|代替文=わろうそく|サムネイル|ろうそく]]
'''和蝋燭'''(わろうそく Japanese candle)は、灯具である[[ろうそく|蝋燭]]の一種。 [[ハゼノキ|櫨]](ハゼ)の実から搾り取った[[木蝋]]
== 特徴 ==
和ろうそくの側面に絵を描く『絵ろうそく』の文化がある。その理由として、和ろうそくは仏壇に置く風習があり、仏壇には花を飾るが、和ろうそくに花の絵を描くことで、花が枯れたりなくなっても、和ろうそくの花柄の絵で代用ができるという意味がある<ref>{{Cite web|url=https://www.warosoku.com/kobe/erosoku.html|title=絵ろうそくについて|accessdate=2019/4/24|publisher=和ろうそくkobe}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.hanarousoku.jp/original23.html|title=絵ろうそくの歴史|accessdate=2019/4/24|publisher=新潟小池ろうそく店}}</ref>。
▲販売店にもよるが、一般的に15cmより大きなサイズの和ろうそくになると芯も太くなるため、灯したときに芯が燃え切らず炭化して残ってしまうことがある。そのため、専用の道具を用いて炭化した芯をちぎる「芯切り」を行うことで、芯の長さを調節し火を整えている<ref>{{Cite web|url=https://www.rousokuya.com/shinkiri.html|title=芯切りについて|accessdate=2019/5/04|publisher=小大黒屋商店}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://haze.jp/?page_id=12|title=about 和ろうそく|accessdate=2019/05/04|publisher=HAZE}}</ref>。
洋蝋燭より作成に手間がかかるため高価であり、一般には仏具専門店にて販売されるが、西日本では[[スーパーマーケット]]等でも販売されている。西日本では金箔仏壇を使用する例が多いが、和蝋燭の煙に含まれるカーボンが洋蝋燭に比べ少ないので、金箔を汚しにくいためである。
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== 歴史 ==
和
1700年代から生産が活発になった[[広島藩]]内では、[[1780年]]([[安永]]9年)に他国へ売りさばいた商品として蝋燭800貫、生蝋4200貫が記録に残されている<ref>「第三章 城下町と近郊農村の産業」『広島市史 第三巻 社会経済編』pp224 昭和34年8月15日 広島市役所</ref>。
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== 原料 ==
和蝋燭の原料は、植物の
近年では櫨の生産量が減少しており、東南アジア原産のよく似た植物性を原料に使用しているメーカーもある。国内産の櫨の実で作られた純木蝋製の和蝋燭は、現在では貴重品とされる。
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