「佐伯俊道」の版間の差分

[[東京都]]出身。[[1971年]]に[[公務執行妨害]]で逮捕されて[[学習院大学]]文学部哲学科中退<ref>佐伯俊道「終生娯楽派の戯言 第十一回 その名も東映番外地」『[[シナリオ (雑誌)|シナリオ]]』2013年4月号、pp.70-71</ref>。[[内ゲバ]]に嫌気がさして[[学生運動]]を離れ、同年に[[トムス・エンタテインメント|東京ムービー]]に入社し<ref name="2014-1">佐伯俊道「終生娯楽派の戯言 第二十回 いけいけ!闘争と性春の日々」『シナリオ』2014年1月号、pp.88-92</ref>、[[長浜忠夫]]の下で演出助手として『[[新オバケのQ太郎]]』などアニメ制作に携わるが、文芸部への移籍を申し出るも空きがないために退社<ref>佐伯俊道「終生娯楽派の戯言 第八回 三時のおやつは甘い誘惑」『シナリオ』2013年1月号、pp.52-55</ref>。[[ストリップ劇場]]のスタッフ関係者などを経て、1972年に[[梶間俊一]]の誘いで[[テレビ映画]]を制作する東映東京制作所と契約<ref name="2014-1" /><ref>『映画芸術』第448号、p.63</ref>。同年に東映東京撮影所契約者労働組合（東契労）の書記長に就任し、組合の専従となる<ref name="2014-1" />。助監督としては[[内藤誠]]、[[野田幸男]]、[[舛田利雄]]、[[長谷部安春]]らに師事し、1980年、東映東京撮影所企画製作部が初めてテレビ映画を手がけた『[[大激闘マッドポリス'80]]』でチーフ主任助監督に昇格<ref>山本俊輔、佐藤洋笑『NTV火曜9時 アクションドラマの世界 『大都会』から『プロハンター』まで』DU BOOKS、2015年、p.302</ref>。続編『[[特命刑事]]』ではB班監督を務めた。

[[荒井晴彦]]、[[高田純 (脚本家)|高田純]]、[[一色伸幸]]とともに[[山田耕大]]による企画製作会社ブレーントラストに参加。同社内の軋轢により、山田、宮島秀司らが新たに設立した企画製作会社メリエスに所属した。メリエス倒産後は自らエフ・デザインを立ち上げた<ref>佐伯俊道「終生娯楽派の戯言 第五十五回 ホント、もうダメだぜこの会社と言い残して逝ったプロデューサー」『シナリオ』2017年3月号、pp.48-49</ref>。2018年現在[[ラッシュアップ]]でマネジメント経営部に所属している。