「五酸化二リン」の版間の差分

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リンを酸素中、もしくは乾燥した[[空気]]中で燃焼させることで得られる[[蒸発|揮発性]]の無色の固体。[[多形]]性を示し、3種類の結晶構造、そのほかガラス状、無定形状の5種類の変態<!--modificationの訳語-->が知られる。灰色を帯びたものは加水分解生成物などの不純物を含んでいる。五酸化二リンだけが揮発性をもつため、[[昇華 (化学)|昇華]]によって精製できる。
 
水に対する反応性が高く、音と熱を発しながら溶解し、リン酸となる。水と反応した場合は[[リン酸|メタリン酸]]が、温水との場合は[[リン酸|オルトリン酸]]が生成する。このため脱水剤として利用される。硫酸、硝酸を脱水することができ、それぞれから[[亜硫化硫黄]]、[[五酸化二窒素]]が得られる。[[有機化合物]]に対しては、例えば[[アミド]]を脱水して[[ニトリル]]を与える。ほか、脱水剤としての用途は広く、[[電球]]製作時の脱水剤としても用いられる。そのほか、医薬品や農薬の原料、試薬としても利用される。
 
== 製法 ==