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'''判断力'''(はんだんりょく)とは、デジタル大辞泉によると、「1 物事について個人的な判断正しく認識し、評価ことのでき[[能力]]のことである。それは、可能性、能力の問題でもあるといわれる。そこから、判断力の有無についての議論も生じてくる。
 
[[イマヌエル・カント]]の『[[判断力批判]]』がこの分野の古典としてよく知られている。カントの判断力は、Urteilskraftと標記し、これは純粋理性や実践理性に対置して用いられ、主に趣味的な判断をなすことのできる能力と理解されていた。つまり、判断力とはカントでは、正しい認識の能力ではなく、真偽を見抜く純粋理性と、何をなすべきか、ことの善悪を見抜く実践理性との間に橋を架けるような能力として考えられていたのである。