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== 歴史 ==
[[ファイル:Friedrich Wilhelm Adam Sertuerner.jpg|thumb|left|ドイツ人化学者[[フリードリッヒ・ゼルチュルネル]]は[[アヘン]]から[[モルヒネ]]を初めて単離した。]]
アルカロイド含有植物は医療ならびに娯楽目的で古代からヒトによって使用されてきた。例えば、少なくとも紀元前2000年頃の[[メソポタミア]]では薬用植物が知られていた<ref name="Aniszewski 182">Aniszewski, p. 182</ref>。[[ホメーロス]]の『[[オデュッセイア]]』では、エジプト女王から[[ヘレネー]]に与えられた贈り物、『無意識の状態へと導く薬剤』({{lang-la|''principium somniferum''}})について記されている<ref>Hesse, p. 338</ref>。[[後漢]]に編纂された[[中国]]の[[本草学|本草書]]である『[[神農本草経]]』には[[マオウ属|シナマオウ]]や[[ケシ]]の医学的用途について述べられており、[[明]]代[[1596年]]に[[李時珍]]が著わした『[[本草綱目]]』は、[[ヒキガエル属|ヒキガエル]]の[[蟾酥]]など、植物以外をも含めた[[生薬]]の知見の集大成となっている。また、[[コカ]]の葉も古代から[[南米]]のインディオによって使用されていた<ref>Hesse, p. 350</ref>。
 
[[アコニチン]]や[[ツボクラリン]]といった毒性アルカロイドを含む植物の抽出物は古代有史以前から[[毒矢]]に使用されていた<ref name="Aniszewski 182"/>。
 
アルカロイド含有植物は医療ならびに娯楽目的で古代からヒトによって使用されてきた。例えば、少なくとも紀元前2000年頃の[[メソポタミア]]では薬用植物が知られていた<ref name="Aniszewski 182">Aniszewski, p. 182</ref>。[[ホメーロス]]の『[[オデュッセイア]]』では、エジプト女王から[[ヘレネー]]に与えられた贈り物、『無意識の状態へと導く薬剤』({{lang-la|''principium somniferum''}})について記されている<ref>Hesse, p. 338</ref>。[[後漢]]に編纂された[[中国]]の[[本草学|本草書]]である『[[神農本草経]]』には[[マオウ属|シナマオウ]]や[[ケシ]]の医学的用途について述べられており、[[明]]代[[1596年]]に[[李時珍]]が著わした『[[本草綱目]]』は、[[ヒキガエル属|ヒキガエル]]の[[蟾酥]]など、植物以外をも含めた[[生薬]]の知見の集大成となっている。また、[[コカ]]の葉も古代から[[南米]]のインディオによって使用されていた<ref>Hesse, p. 350</ref>。
 
アルカロイドの研究は19世紀に始まった。1804年に、ドイツ人化学者[[フリードリッヒ・ゼルチュルネル]]は[[アヘン]]から「催眠素」({{lang-la|principium somniferum}})を単離し、この物質を[[ギリシア神話]]の夢の神[[モルペウス]]に敬意を表して「morphium」と呼んだ。ドイツ語やその他の中央ヨーロッパ言語では今でもこれがこの薬の名称である。英語やフランス語で使われる「morphine」という用語は、フランス人物理学者[[ジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサック]]によって命名された。
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