「王の帰還」の版間の差分

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一方、[[ローハン]]では、[[セオデン]]とロヒアリムは[[サルマン]]の軍と戦った[[ヘルム峡谷]]の[[角笛城]]の戦いの疲れを癒している。[[アラゴルン]]は[[パランティーア]]を通してサウロンと対決し、モルドール軍に対する古の戦いで[[イシルドゥア]]に助力しなかったために呪いを受けた、誓言を破りし死者達の軍を味方につけようと、山の中の死者の道に向かう。[[レゴラス]]、[[ギムリ]]、北の[[アルノール]]の野伏達、そして[[エルロンド]]の息子達[[エルラダンとエルロヒア]]も同行し、一行は出発する。アラゴルンが絶望的な使命に向かうのと同時に、セオデン王はロヒアリムの騎馬軍団を率いてゴンドールの助勢に向かう。[[メリアドク・ブランディバック|メリー]]は従軍を希望するも、幾度もセオデンに却下される。だがロヒアリムのデルンヘルムがメリーを自らの馬に載せ、戦いに連れていく。森の野人の一族に助けられ、セオデンはオークが待ち伏せする街道を避けて森の中の道を行き、密かにミナス・ティリスに到達する。
 
恐るべき[[アングマールの魔王]]に率いられた[[モルドール]]軍はミナス・ティリスの門を打ち破るが、到着したばかりのローハン軍に圧倒される。そこに黒い帆を張った黒い船隊が現れる。モルドール軍は援軍と思い喜ぶが、王の旗が掲げられるのを見て驚愕する。アラゴルンは死者の軍を使ってウンバールの海賊の軍を破り、捕らわれていたゴンドール人を連れ帰っていたのである。続く[[ペレンノール野の合戦]]で、アングマールの魔王は、デルンヘルムと名乗っていたセオデン王の姪[[エオウィン]]と[[メリー]]によって斃される。こうして、セオデン王を含む多くのローハン兵やゴンドール兵という大きな犠牲を払いながらも包囲軍は退けられる。デネソールは自分とファラミアを生きながら火葬しようとするが、ガンダルフとピピンはファラミアを救い出す。デネソールはミナス・ティリスの[[パランティーア]]を使ったことを語り、状況は絶望的であると言う。
 
ガンダルフは、デネソールが絶望のあまり何度もパランティーアを覗いていたことを知る。サルマンと異なり、気高い使命感と強い意思を持つデネソールはサウロンの僕になることはなかったが、絶望感を深められていた。さらに、デネソールはアラゴルンを新たな王として受け入れないと言い、炎の中で自らを滅ぼす。ファラミアは療病院に運ばれ、アラゴルンの治療を受ける。アラゴルンは続いて、魔王に傷つけられたメリーとエオウィンを治療する。サウロンが再攻撃の軍を整えるのは時間の問題であるため、ガンダルフとアラゴルンは、[[フロド・バギンズ|フロド]]と[[サムワイズ・ギャムジー|サム]]がサウロンの眼に見つからずに[[オロドルイン|滅びの山]]にたどり着いて[[一つの指輪]]を破壊できるように、[[黒門 (トールキン)|黒門]]を攻撃しモルドール軍を引きつける陽動作戦を決断する。