「キウイフルーツ」の版間の差分

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=== 日本 ===
2015年の全国収穫量は2万7800トン<ref>[[農林水産省]] 平成27年産キウイフルーツの結果樹面積、収穫量及び出荷量</ref>。農林水産省の調査品目(果樹)の一つであり、日本では1970年代、[[ミカン]]の過剰生産による価格大暴落を受けて、愛媛県を発端として、ミカン[[農家]]や関連[[農業協同組合|農協]]により、転作作物として全国に広まった経緯がある。そのため、生産上位県はミカン産地を兼ねていることが多く、また地形、気候条件などによりミカンよりキウイフルーツの方が栽培に適していた産地(ミカンと比較すると耐陰性、耐寒性が高く、耐乾性、耐塩性に劣る)では、安価な極早生種栽培より安定した収入が得られたため、主産地として発展していった。また、産地によっては[[コンニャクイモ|蒟蒻芋]]([[群馬県]])、[[クワ|桑]]([[栃木県]])、[[ブドウ]]([[山梨県]])栽培からの転作例もある。尤も、このキウイフルーツ栽培も、1990年代に[[オレンジ]]輸入自由化に伴って、転作が急激に進行したために生産過剰気味になって価格が暴落し、[[耕作放棄地]]や作物転換が増加した。後に産地が連携して安定供給を図ったことで、2000年以降は価格も生産量も安定し、現在に至っている。国内生産の主な品種はヘイワードで、その他、各県がオリジナル品種を開発している。また、ニュージーランドの[[ゼスプリ・インターナショナル・ジャパン|ゼスプリ]]による「ゴールデンキウイ」などのライセンス品種を、愛媛県と[[佐賀県]]で栽培しており、[[宮崎県]][[都農町]]にも大規模な農園を開発中である。尚、主力輸入先のニュージーランドが[[南半球]]に位置するために収穫時期が国内産と重ならないことで、海外輸入品と競合することが少なく、生産を相互補完している。
ちなみに2018年の輸入量は10万6,082トンで輸入金額は409億5,179万円である。
 
==== 日本国内の主な産地 ====