「オルト」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
m編集の要約なし
3行目:
*6員環の[[芳香環]]において、ある[[置換基]]を1位にあるとしたとき、もう一つの置換基が2位にある関係を指す。また注目している置換基を1位としたとき、2,6位をオルト位と呼ぶ。この用法においては略号として ''o''- を用いる。
*同じ[[酸化物]]を[[水和]]して得られる[[オキソ酸]]の中で最も水和度の高いものをいう。遊離の状態では存在せず、誘導体のみが知られているものもある。[[ホウ酸|オルトホウ酸]] (B(OH)<sub>3</sub>)、オルトケイ酸 (Si(OH)<sub>4</sub>)、[[リン酸|オルトリン酸]] (O=P(OH)<sub>3</sub>)、オルトギ酸 (HC(OH)<sub>3</sub>) など。
*核スピンが0でない原子核が分子内において等価な位置に二つ以上有る時、その分子は[[核スピン修飾]](Nuclear spin modifi cation) による核スピン異性体を持つ。その中でもっとも合成核[[スピン]]量子数が大きい物をオルトという。
例)オルト[[水素]] <i>ortho</i>-H<sub>2</sub> (<i>I</i> = 1)、<i> ortho </i> -CFH<sub>3</sub> (<i>I</i> = 3/2)