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{{出典の明記|date=2012年10月23日 (火) 00:49 (UTC)}}
'''シンプソンのパラドックス'''(英: Simpson's paradox)もしくは'''ユール=シンプソン効果'''(英: Yule–Simpson effect)は[[1951年]]に{{仮リンク|E. H. シンプソン|en|Edward H. Simpson}}によって記述された[[統計学|統計学的]]な[[パラドックス]]である。[[母集団]]での[[相関]]と、母集団を分割した集団での相関は、異なっている場合がある。つまり集団を2つに分けた場合にある[[仮説]]が成立しても、集団全体では正反対の仮説が成立することがある。<ref>{{Cite journal
| last = Simpson
| first = Edward H.
| title = The Interpretation of Interaction in Contingency Tables.
| journal = Journal of the Royal Statistical Society. Series B (Methodological)
| volume = 13
| issue = 2
| pages = 238-241
| date = 1951
| language = English
| jstor = 2984065
| url = http://math.bme.hu/~marib/bsmeur/simpson.pdf
| accessdate = 2020-10-17}}</ref>。[[母集団]]での[[相関]]と、母集団を分割した集団での相関は、異なっている場合がある。つまり集団を2つに分けた場合にある[[仮説]]が成立しても、集団全体では正反対の仮説が成立することがある。
 
統計学者にとっては1世紀以上前からこの現象は常識であったが、[[哲学]]者、[[コンピュータ]]を扱う科学者、[[疫学]]者、[[経済学]]者らは最近でもこのパラドックスに対する議論を行っている。