「マッドリブ」の版間の差分

|名前 = <small>マッドリブ</small><br />Madlib

マッドリブは[[オークランド (カリフォルニア州)|オークランド]]で生まれてすぐ、同じ[[カリフォルニア州]]の[[オックスナード]]に移住した<ref>{{Cite web|title=Madlib Biography|url=https://www.musicianguide.com/biographies/1608004096/Madlib.html|website=www.musicianguide.com|accessdate=2020-10-29}}</ref>。家族全員がミュージシャンであったという<ref>{{cite magazine |last= |first= |date=2004-11 |title=インタビュー |url=https://www.rittor-music.jp/sound/feature/2009/12/185 |magazine=[[サウンド&レコーディング・マガジン]] |location= |publisher=[[リットーミュージック]] |access-date= }}</ref>。

マッドリブ（Madlib）として初めて仕事をしたのは[[1993年]]（20歳のとき）、[[ロサンゼルス]]においてザ・アルカホリクス（[[:en:Tha Alkaholiks|The Alkaholiks]]）の『[[:w:21 & Over|21 & Over]]』という作品中の曲をプロデュースしたときのことであった。プロデューサーとして有名になり始めたのは、[[ロサンゼルス]]を拠点に活動する[[ヒップホップ]]のインディーレーベル「ストーンズ・スロウ・レコーズ（[[:en:Stones Throw Records|Stones Throw Records]]）」との契約後の[[1999年]]、ルートパック（[[:en:Lootpack|Lootpack]]）の『[[:w:Soundpieces: Da Antidote|Soundpieces: Da Antidote]]』をプロデュースしてからのことであった<ref>{{Cite web|title=Spin Magazine End Of Year Lists|url=http://www.rocklistmusic.co.uk/spinend.htm|website=www.rocklistmusic.co.uk|accessdate=2020-10-29}}</ref>。

2003年、マッドリブは「[[ブルーノート・レコード]]」から全音源を預けられ、新たな視点からブルーノートを構築し直すことを試みた。それが『ブルーノート帝国への侵略（Shades Of Blue）』という作品である<ref>{{Cite web|title=Music Review: Madlib - Shades of Blue|url=https://www.tinymixtapes.com/music-review/madlib-shades-blue|website=Tiny Mix Tapes|accessdate=2020-10-29|language=en}}</ref>。マッドリブは、膨大な音源から主にアンドリュー・ヒル、[[ボビー・ハッチャーソン]]、[[ホレス・シルヴァー]]、[[ウェイン・ショーター]]、[[ハービー・ハンコック]]、[[ジーン・ハリス]]、[[ドナルド・バード]]、ロニー・フォスター、ルーベン・ウィルソン、ボビ・ハンフリー等、新旧ミュージシャンの音源を抽出し、場合によっては生演奏を全面的に重ねることによってまったく新しいヴァージョンへと転化させ、また時にはオリジナル音源を抽出し、それらを組み合わせることで新たなブルーノート・サウンドを再構築している<ref>{{Cite book |和書 |author=[[中山康樹]] |year=2011 |title=黒と白のジャズ史 |chapter=鬼才マッドリブによるブルーノート再構築 |page=262 |publisher=[[平凡社]] |location= |isbn=4582835511 |quote= }}</ref>。

同2003年、マッドリブは、ふたつの共同プロジェクトを発表した。ひとつめ、[[J・ディラ]]との共同プロジェクトにおいて彼らはジェイリブ（[[:en:Jaylib|Jaylib]]）と名乗って『[[:en:Champion Sound|Champion Sound]]』というアルバムを制作した<ref>{{Citation|title=Champion Sound - Jaylib {{!}} Songs, Reviews, Credits {{!}} AllMusic|url=https://www.allmusic.com/album/champion-sound-mw0000318883|accessdate=2020-10-29|language=en-us}}</ref>。ふたつめ、ラッパーのMFドゥーム（[[:en:MF Doom|MF Doom]]）との共同プロジェクトにおいて彼らはマッドヴィリアン（[[:en:Madvillain|Madvillain]]）と名乗った。以降も断続的に共同プロジェクトを手掛けている<ref>{{Cite web|title=Mad Skills: Madlib In Scratch Magazine {{!}} Stones Throw Records|url=https://www.stonesthrow.com/news/mad-skills/|website=www.stonesthrow.com|accessdate=2020-10-29|language=en-US}}</ref>。

2010年、マッドリブは〈Madlib Medicine Show〉というシリーズのアルバム集を制作するために「Madlib Invazion」というレーベルを発足させた<ref name=mms>{{cite web |url=http://www.stonesthrow.com/news/2012/02/madlib-medicine-show |title=Madlib Medicine Show |accessdate=2017-10-27}}</ref>。〈Madlib Medicine Show〉が完結した後も、同レーベルからアルバムが発行され続けている。

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