「ARMアーキテクチャ」の版間の差分

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== 歴史 ==
ARMの設計は、[[1983年]]に[[エイコーン・コンピュータ]](イギリス)によって開始された。当時エイコーンは[[モステクノロジー]]の[[MOS 6502]]を搭載したコンピューターを製造・販売しており、小さなハードウェア規模でシンプルな命令セットを持つ、より高速なプロセッサを開発することによって、6502を置き換えることが目的であった。
 
ただし、しばしば誤ったことが書かれているが、ARMは6502を参考にしながら設計されたわけでもないし、命令セットアーキテクチャにも内部アーキテクチャにもとりたてて類似している点は無い。命令セットを設計した[[ソフィー・ウィルソン]]も、6502とARMにはほとんど共通点は無いと述べている<ref>{{cite web |url=http://www.cs.clemson.edu/~mark/admired_designs.html#wilson |title=Which Machines Do Computer Architects Admire? |first=Mark |last=Smotherman|accessdate=2011-09-19}}</ref>。
 
開発チームは[[1985年]]までに'''ARM1'''と呼ばれる開発サンプルを完成させ、最初の製品となる'''ARM2'''は次の年に完成した。ARM2は32ビットのデータバス、26ビットの[[アドレス空間]]と16個の32ビット[[レジスタ (コンピュータ)|レジスタ]]を備えていた。レジスタの1つは、上位6ビットが状態フラグを保持するプログラムカウンタである。ARM2の[[トランジスタ]]数は30000個しかなく、おそらく世界で最もシンプルな実用32ビットマイクロプロセッサであった。これは、[[マイクロプログラム方式|マイクロコード]]を持たないこと([[モトローラ]]の[[MC68000]]の場合は1/4から1/3がマイクロコードであった)と、現在のほとんどのCPUと違って[[キャッシュ (コンピュータシステム)|キャッシュ]]を含まないことによるものである。このシンプルさのために消費電力は極めて低いが、それにもかかわらず[[Intel 80286|80286]]よりも性能は高かった{{要出典|date=2016年1月5日 (火) 20:56 (UTC)}}。後継となる'''ARM3'''は、4KBのキャッシュを含みさらに性能を高めた。