「豊川信用金庫事件」の版間の差分

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=== 7日目: 12月14日(金) ===
 
事態の収拾のため、同信金が出した声明が曲解され、パニックに拍車が掛かる{{sfn|伊藤陽一|小川浩一|榊博文|1974a|p=76}}。払い戻し処理の迅速化のための措置を曲解した「1万円以下は切り捨てられる」「利子が払えないのはやはり経営がおかしいせいだ」「([[雑踏整理のため現れた警備]]をしている警察を見て)銀行の立ち入り豊川信金に強制捜査をしている」などの流言デマが流れる。「倒産整理の説明会をしていると聞いた」と問い合わせる者や、整理券を渡されて「こんなものをもらって何になる」と怒鳴る者が現れるなど、事態は深刻化する{{sfn|沼田健哉|1989|p=112}}。
 
その後、「職員の使い込みが原因」、「5億円を職員が持ち逃げした」、「理事長が自殺」という二次デマがさらに発生する{{sfn|伊藤陽一|小川浩一|榊博文|1974a|p=76}}{{sfn|沼田健哉|1989|p=112}}。信金側の依頼を受けたマスコミ各社は、14日の夕方から15日朝にかけて、デマであることを報道し騒動の沈静化を図る。新聞の見出しは、朝日新聞「5000人、デマに踊る<ref group="新聞" name="朝日19731215" />」、読売新聞「デマに踊らされ信金、取り付け騒ぎ<ref group="新聞" name="yomiuri" />」、毎日新聞「デマにつられて走る<ref group="新聞" name="毎日19731215" />」、などである。
 
事態を受けた[[日本銀行]]は、考査局長が記者会見を行い、同信用金庫の経営について「問題ない」と発言するとともに、混乱を避けるため日銀名古屋支店を通じて現金手当てを行ったことを明らかにした<ref group="新聞" name="yomiuri" />。また預金者へのアピールとして、本店の大金庫前に日銀から輸送された大量の現金(高さ1m、幅5m)を窓口からも見えるように高さ1m、幅5mに渡って山積みされ<ref group="新聞">2015年11月11日付[[中日新聞]]6面「戦後70年 甦る経済秘史」第2部第5回</ref>。
 
=== 8日目: 12月15日(土) ===
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