「家庭菜園」の版間の差分

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+屋敷畑
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家庭菜園は一年中視覚的な魅力を持ち、恒久的な[[多年生植物|多年生]] [[植物]]や[[一年生植物]]の周り(または間)木本植栽を組み込むことができる。
 
== 屋敷畑 ==
[[日本]]の家庭で自家消費するための作物を作る耕作地を屋敷畑という<ref name="Mori">[[森隆男]](編)『住の民俗事典』 柊風舎 2019年 ISBN 978-4-86498-061-6 pp.288-289.</ref>。地域によって「センザイバタ」「サエンバ」「カドノハタケ」など様々な呼称で呼ばれている。[[住宅|屋敷]]と地続きの土地の片隅や、[[換金作物]]を作る畑や田の隣の空いたスペース、河川敷などの片隅など、屋敷から離れた隙間的な土地で行われる場合も多い<ref name="Mori"/>。[[農家]]に限らず、[[漁村]]などでも二次的な作業として行われている。
 
屋敷畑の起源は[[弥生時代]]にまで遡ることができ、[[江戸時代]]には農民だけでなく武士階級の屋敷内にも畑があった<ref name="Mori"/>。[[柳田國男]]は『カイトの話』の中で、屋敷畑を家屋に付随した最も原初的な耕地として紹介した。[[宮本常一]]は、年貢米を作るための水田が「公的な感じ」のする耕作地であるのに対し、屋敷畑はより個人的な所有観念が強い土地であると指摘している<ref name="Mori"/>。
 
== 市民農園 ==