「トーションバー」の版間の差分

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[[スウィングアクスル式サスペンション|スウィングアクスル]]や[[ダブルウィッシュボーン式サスペンション|ダブルウィッシュボーン]]とは縦置きで、[[トレーリングアーム式サスペンション|トレーリングアーム]]とは横置きでそれぞれ組み合わされる。自動車の後輪や[[無限軌道|履帯]]用では横置きされた複数のトーションバーの干渉を防ぐため、左右の構造が非対称となる場合がある。
 
自動車では、サスペンションの他、アンチロールバー(いわゆる[[スタビライザー (自動車部品)|スタビライザー]])、[[セダン]]の[[トランク]]リッド、[[ピックアップトラック]]、[[ライトバン]]、[[ハッチバック]]のドロップゲート(荷台後部の[[あおり]]、バンやハッチバックでは上下分割式バックドアの下側。)のヘルパースプリングなどにトーションスプリングが使われている。[[1960年代]]以降に乗用車用サスペンションの主流を為すようになった[[ストラット式サスペンション]]にはメインスプリングとして使いにくいため主流から退いたが、アンチロールバーとしての補助使用は[[2010年代]]でも広く行われている。
 
スムーズな動作のためには、アームの[[軸 (機械要素)|ピボット]]とトーションバーの中心とを一致させ、「[[トルク|ねじりモーメント]]」以外がかからないようにするのが通常の設計であるが、[[フォード・モーター|フォード]]のピックアップトラックと[[スポーツ・ユーティリティ・ビークル|SUV]]のフロントや、[[PSA・プジョーシトロエン]]でのリアのように、両者がずれているため先端が[[円運動]]を起こし、トーションバーに「[[曲げモーメント]]」が発生するものもある。
 
また、プリロードの調整が容易で、ほとんどの場合、根元に嵌合固定されている[[カム]]の位置を回転させるだけで簡単に車高を調節することができる。車種によっては[[ハイドロニューマチック・サスペンション|油気圧]]や[[油圧]]式のハイトコントロールが組み合わされたものもある。