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| 22:6(n-3)[[ドコサヘキサエン酸]](DHA) || 0.6
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'''たらこ'''(鱈子)は、[[タラ]]の[[卵巣]]([[魚卵]])、およびそれを加工した[[食品]]。広義には[[マダラ]](真鱈)も含むが、一般にたらこと呼ばれるものは、[[スケトウダラ]](スケソウダラ)の卵巣を塩漬けにしたものを指すことが多い。[[日本]]国内の主な産地は[[北海道]]など。
 
== 概要 ==
 
[[塩分]]および[[コレステロール]]が高い。[[ビタミンA]]、ビタミンB3([[ナイアシン]])が豊富に含まれる。主な成分は水分約65%、[[たんぱく質]]28.5%、[[脂質]]1.7%。ときどき表面に[[暗緑色]]のしみがあるものがあるが、これは[[胆汁]]である。
 
なお、[[マダラ]]の卵でタラコが作られることはない。理由はマダラ子そのものが加熱調理用食材として産地では親しまれていること、スケソウダラのものよりサイズが数倍になるため、味が染みるのに時間がかかる、色が黒っぽいため見た目が良くない、マダラ自体が鮮度低下の早い魚であるという理由が挙げられる。
 
== 歴史 ==
[[遠藤元閑]]の『茶湯献立指南』 (([[1696年)]])、に「鱈の子は北国より出る名物也」とあるように、少なくとも[[江戸時代]]前期にはすでに食されていた<ref name="endo">[http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/wo09/wo09_00624/wo09_00624_0004/wo09_00624_0004_p0014.jpg 遠藤元閑 編 (1696), 『茶湯献立指南』 第4巻]</ref>。[[明治36年]]([[1903年]]頃、北海道で不振であったマダラにかわってスケトウダラの漁が発展したことから卵の加工が始まり、その影響でたらこが普及し、その後に日本全土に広まったと言われている{{要出典|date=2015年1月}}。[[1905年]]に東京で出版された[[奥村繁次郎]]の料理本には、「冬季より二三月頃へかけて、何処の塩魚店の店頭にも並んで」おり、多くの人は[[]]をかけて食していたことが記されている<ref name="okumura">[{{NDLDC|849006/63}} 奥村繁次郎 (1905), 『家庭和洋料理法』, 大学館, 103頁.]</ref>。
 
現在日本では[[北海道]][[白老町]]の[[虎杖浜]]が一番有名な産地となっている。
 
[[2006年]]にはたらこを使用した[[パスタ]]ソースのCMソングとして「[[たらこ・たらこ・たらこ]]」がリリースされ、国内外で話題を呼んだ。
 
== 名称 ==
昭和30年代くらいまでは「鱈の子(たらのこ)」と呼ばれることが多かった<ref name="endo" />。「鱈子」と書いて「たらのこ」とも「たらこ」とも読めるため、いつごろから「たらこ」と呼ばれ始めたか判然としないが、はっきりカナで書かれたものとして、[[日本国語大辞典|日国]]は[[開高健]]の『青い日曜日』(1965-67年)を文献初出として挙げている。
 
[[北信越地方]]や北海道では、「紅葉子(もみじこ)」との別称がある。
 
今日では[[辛子明太子]]の略称として用いられることの多い「明太子」は、発祥の地である[[福岡県|福岡]]ではたらこを指す。これはスケトウダラを示す[[朝鮮語]]の「ミョンテ」(明太 / {{lang|ko|명태}}、myeongtae)の子という意味である。
[[排他的経済水域]]設定以後は海域の規制により日本産原料が減ったが、[[1993年]]の[[ベーリング海]]の自主的操業中止以降は[[アメリカ合衆国|アメリカ]]・[[ロシア]]より冷凍原料を買い入れている。現在の日本産の原料はたらこ原料の10%程度に減産。主に北海道日本海沿岸では、延縄漁によって漁獲され、太平洋・オホーツク海では、刺し網・定置網漁で漁獲される。延縄での釣り漁法で漁獲される「釣り物たらこ」はたいへん希少であり、市場で安定的に出回ることはまずない。
 
そのため[[アラスカ]]の上質な原料を輸入し国内で漬け込み生産を行っている。
 
主に輸入業者としては[[トライデントシーフード]]、マリンフーズ株式会社などがある。
 
=== 主要産地 ===
* [[宮城県]][[石巻市]] - 遠洋漁業の基地である[[石巻漁港]]周辺には水産加工品業者が多数立地し、特にかつてはたらこ加工生産量日本一の町であったが、[[東日本大震災]]で打撃を受けた。
* [[虎杖浜]] - 日本屈指のたらこ加工地。テレビなどの通販番組でも、「虎杖浜産のたらこ」として扱うなどブランド化。「虎杖浜たらこ」は[[地域団体商標]]として当該事業組合が特許庁より登録査定を受けている。近年、漁獲量の減少により、虎杖浜地区で生産されるたらこは輸入冷凍卵を扱うことも多くなったが、地物主体の加工業者と輸入もの主体の加工業者とのすみ分けができている。
* [[北海道]]日本海沿岸 - スケソウダラの一本釣りにより傷みが少ない良質な「釣りたらこ」。少量生産のため価格は高め。
 
=== 添加物 ===
* たらこ焼きそば - [[カップ焼きそば]]にも見られる
* [[タラモサラタ|タラモサラダ]] - 日本ではたらこを用いて作る
 
=== 加工用 ===
* [[煎餅]]
*せんべい
* その他[[スナック菓子]]などの材料に使用されることがある。
 
=== 保存 ===
塩たらこは、塩漬けや食品添加物の効果により微生物の繁殖が抑えられてはいるものの、[[冷蔵庫]]での保存を要する。長期保存は冷凍状態で行われる。塩漬けされていない生たらこは、さらに日持ちが悪い。
 
=== 危険性 ===
市販のたらこは、[[食中毒]]の原因菌の一種である[[リステリア]]の汚染を微量ながら受けている個体も存在する為、購入後の温度管理を徹底する必要がある<ref>[http://www.fsc.go.jp/fsciis/technicalResearch/show/cho99920080605 藤井健夫(研究代表)『非加熱喫食食品から検出されるリステリア・モノサイトゲネスのリスク評価に関する研究報告書』2009年]</ref>。
 
[[イクラ]]と並んで、魚卵[[アレルギー]]を起こす代表的な食品として知られている。両者の間には交叉感化が起こることもある。また、たらこの[[タンパク質]]自体ではなく、加工時に加えられたさまざまな食品添加物への反応もある。
 
== たらこから名づけられたもの ==
 
== 関連項目 ==
* [[たらこ・たらこ・たらこ]]
 
[[Category:タラ目]]