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『'''鬼滅の刃'''』(きめつのやいば)は、[[吾峠呼世晴]]による[[日本]]の[[漫画]]。略称は「'''鬼滅'''」<ref>{{Cite web|title=『鬼滅』『アイマス』などのウェブ通話用背景を配布、抽選でソニーのテレビプレゼントも。アニプレックス特別企画|url=http://www.phileweb.com/news/hobby/202005/01/3197.html|website=PHILE WEB|accessdate=2020-05-01|language=ja}}</ref>。『[[週刊少年ジャンプ]]』([[集英社]])にて2016年11号から2020年24号まで連載された<ref name="natalie20200518">{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/379353|title=「鬼滅の刃」4年3カ月の連載に幕|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2020-05-18|accessdate=2020-05-18}}</ref>。シリーズ累計発行部数は単行本2223巻の発売時点で1億2000万部を突破する<ref name="itmedia20200925oricon20201125">{{Cite web|title=鬼滅の刃1億2000万部突破へ 10月2日、1年で累計4.8倍 新22発売は初版395万部で物語の結末に描き足しも|url=https://www.itmediaoricon.co.jp/businessnews/articles2177556/2009full/25/news078.html|newspaper=ITmediaORICON ビジネスオンラインNEWS|publisher=アイティメディアオリコン|date=2020-0911-25|accessdate=2020-0911-27|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200926153949/https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2009/25/news078.html|archivedate=2020-09-26}}</ref>。
 
[[大正|大正時代]]を舞台に主人公が[[鬼]]と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描く和風剣戟奇譚<ref name="natalie20160603">{{Cite news|newspaper=コミックナタリー|url=https://natalie.mu/comic/news/189551|title=鬼となった妹を救うために少年は旅立つ、純和風剣戟奇譚「鬼滅の刃」1巻|date=2016-06-03|accessdate=2019-04-16}}</ref>。作風としては身体破壊や人喰いなどのハードな描写が多い。
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2020年5月に発売された第20巻は初版280万部が発行され、その時点で累計発行部数6,000万部を超えた<ref name=“natalie20200507”>{{Cite web|title=「鬼滅の刃」20巻で累計発行部数6000万部突破、今年2月から2000万部伸びる|url= https://natalie.mu/comic/news/378065|website=コミックナタリー|accessdate=2020-05-07}}</ref>。また、『[[オリコン]]年間コミックランキング 2019』では期間内の売上が1205.8万部を記録し第1位となっている<ref name="oricon20191219">{{Cite web|url=https://www.oricon.co.jp/news/2149737/full/|title=【年間本ランキング】アニメ人気で売り切れ続出『鬼滅の刃』が初の年間1位 |date=2019-11-28|accessdate=2019-12-19}}</ref>。
 
なお、『2019年集英社本ランキング』では、期間内の売上が1270万部を記録した『[[ONE PIECE]]』が第1位に、1080万部を記録した本作が第2位となった<ref>{{Cite tweet|author=ONE PIECEスタッフ【公式】 |user=eiichiro_staff |number=1198806266954444801 |title=【2019年集英社本ランキング】13年連続実売1位!『ONE PIECE』 『ONE PIECE』は2019年1270万部 (統計期間 2018年11月19日から2019年11月17日に集計、集英社調べ) で1位を記録しました! |date=2019-11-25 |accessdate=2020-05-18 }}</ref>。続く単行本21巻では初版300万部を発行し、累計8000万部を超え<ref name=“natalie20200624”>{{Cite web|title=「鬼滅の刃」21巻の初版発行部数は300万部、累計8000万部を突破|url= https://natalie.mu/comic/news/384583|website=コミックナタリー|date=2020-06-24|accessdate=2020-06-24}}</ref>、のちの22巻では初版で370万部を刷り上げ、これにより発行部数1億部の大台を突破することとなった<ref name="itmedia20200925">{{rCite web|itmedia20200925title=「鬼滅の刃」1億部突破へ 10月2日最新22巻発売|url=https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2009/25/news078.html|newspaper=ITmedia ビジネスオンライン|publisher=アイティメディア|date=2020-09-25|accessdate=2020-09-27|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200926153949/https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2009/25/news078.html|archivedate=2020-09-26}}</ref>。最終巻である23巻の初版発行部数は395万部になることが決定し、シリーズ累計発行部数が1億2000万部(電子版含む)を突破する{{R|oricon20201125}}。
 
連載途中まで他の並み居るジャンプ作品と比べて人気は控えめで、絵の描き込みの緻密さやメインキャラでも容赦なく死んでしまう物語は万人向けともいえず残酷描写の存在も読者を選ぶ漫画だった<ref name="toyokeizai1">{{Cite news |title=鬼滅の刃が「日本中で愛されまくる」4つの理由 |newspaper=東洋経済オンライン |date=2020-4-27 |url=https://toyokeizai.net/articles/-/342067?page=2 |accessdate=2020-5-17 |publisher=東洋経済新報社 |page=2 }}</ref>。人気の背景として[[数土直志]]はアニメで動きが躍動感を出すためにシンプルな作画になり<ref name="toyokeizai1" />、設定は鬼と鬼殺隊の対立関係はシンプルで入り込みやすく、複数の隊に分かれた鬼殺隊は柱と隊員の間で友情やライバル、先輩後輩などの関係により色々な設定を作ることができるのは『[[聖闘士星矢]]』や[[宝塚歌劇団]]にも共通するシステムであり、また2019年秋以降に単行本が品薄になったことが話題になりインターネット上で拡散したことを挙げている<ref name="toyokeizai2">{{Cite news |title=鬼滅の刃が「日本中で愛されまくる」4つの理由 |newspaper=東洋経済オンライン |date=2020-4-27 |url=https://toyokeizai.net/articles/-/342067?page=3 |accessdate=2020-5-17 |publisher=東洋経済新報社 |page=3 }}</ref>。[[森下達]]は炭治郎と禰󠄀豆子は恋人と違って安心して応援できて『[[幽☆遊☆白書]]』の[[飛影 (幽☆遊☆白書)|飛影]]や『[[男はつらいよ]]』を例に妹との関係は戦後を通して王道のモチーフで、ジャンプでは『[[るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-]]』や『[[銀魂]]』のような和風アクションに一定の人気があり、過去の大正舞台の『[[はいからさんが通る]]』や『[[サクラ大戦]]』と違い、敵味方両方に貧困や悲惨な過去があって丁寧に描写され、鬼としての道を選んだ者たちに理解を示しながらも悪として指弾する健全さ、主人公のぶれない安心感、現代の読者が感情移入しやすく描かれ、今までの格好良さを継承して最新型の暴力表現をジャンプらしい王道ファンタジーとして作り上げたことが繋がっているとする<ref name="tokyo2020126">{{Cite news |title=悲しみ背負い 強く、明るく 「鬼滅の刃」心つかむ |newspaper=東京新聞 |date=2020-1-26 |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2020012602000178.html |accessdate=2020-3-7 |publisher=東京新聞社 |page=15 }}</ref>。[[鈴木おさむ]]は過去のジャンプ作品と比べてテンポが速く、鬼が各々の事情でそうなってしまった経緯を読むことで悪役に対してとてつもない情が湧くとした<ref>{{Cite journal |date =2019-12-23 |title =鈴木おさむ絶賛「ジャンプ黄金世代にはたまらん」漫画って? |url=https://dot.asahi.com/wa/2019122500007.html?page=1 |journal =週刊朝日 |volume = |issue = |publisher =朝日新聞出版 }}</ref>。[[日経エンタテインメント!|日経エンタテインメント!]]はシリアスもあるがコミカルさも持ち合わせ、作者の独特の言葉選び、台詞回しが絶妙なバランスで成立して圧倒的な読後感と早く続きを知りたい渇望感を生み出しているとみる<ref name="nikkeienter20202">{{Cite journal |date =2020-2 |title =累計発行部数2500万部を突破、マンガ『鬼滅の刃』って?|journal =日経エンタテインメント! |volume =24 |issue =2 |page =p.76 |publisher =日経BP社 }}</ref>。