「言語の起源」の版間の差分

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正確には「固く組み込まれている」ということではなく、言語に特化した能力を生得的に持っている、とする主張であることが、普遍文法に関する議論の焦点であり、「文法」という用語が使われる理由である。[[認知言語学]]者らは、ヒトの能力としてそのような言語に特化したものを仮定する必要・理由は無いとする立場であり、言語をそのように本能(instinct)とするのは神話だとする ''The Language Myth. Why Language Is Not an Instinct'' という書籍がある([[スティーブン・ピンカー|ピンカー]]『言語を生みだす本能』を意識している)。
 
ただし、普遍文法仮説をとなえた[[ノーム・チョムスキー]]らによる[[生成文法]]という手法はフォーマルな(形式的な)記述を指向しており、チョムスキアンと呼ばれる彼らとしての研究こそ普遍文法との関わりに拘る傾向があるが、[[プログラミング言語]]などの[[形式言語]]の構文規則の記述に使われる[[バッカス・ナウア記法]]もその一種であるように、(ヒトの)自然言語と無関係な側面においては普遍文法仮説とも全く無関係である。チョムスキー自身によるその方向の研究もあり、[[チョムスキー階層]]などがその成果である。
 
=== 語彙音韻論的原則 ===