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'''記者'''(きしゃ)とは、
# 広義の「取材者」。英語の[[ジャーナリスト]](''Journalist'')と同義。[[オーマイニュース]]などの[[市民ジャーナリズム|市民記者]]も含む。組織人か[[フリーランス|フリーランサー]]かを問わない。
# [[マスメディア]]の「企業内記者」。[[テレビ]]・[[ラジオ]]や、[[新聞]]、[[雑誌]]などで、取材・記事を編集、[[レポーター]]として、[[メディア]]を通して自分の声で取材内容を視聴者・聴衆者に報告などを行う職業につく人物のことを指す。本項で記載する。新聞記者の場合、特にブン屋と呼ばれる。雑誌記者の場合は、自分では原稿をほとんど書くことなく編集業務専従というケースも多く(特にマンガ雑誌)、かつてはこうした存在も大抵記者と呼んでいたが、現在は編集者と呼び分けることも多い。
 
== 勤務形態 ==
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俗にいう「夜討ち朝駆け」で、事件があればいつでも出向くのが原則。用事がなくても外へ出て記事の題材を探す好奇心が求められると同時に、体力や精神的な強さも求められていく。
 
従って、勤務時間はあってないようなものである。その代わり、ある程度自由が利くという長所メリットもある。休暇中も連絡が取れるように義務付けられている記者も数多い。
 
== 求められる能力・資質と問題 ==
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== 内部的自由 ==
内部的自由とは[[1960年代]]のドイツで生じた、新聞発行者に対する編集関係者スタッフの権利に関する概念である<ref name="Sogabe">[[曽我部真裕]] [[鈴木秀美 (法学者)|鈴木秀美]] ・山田健太(編)「編集権と内部的自由」『よくわかるメディア法』 ミネルヴァ書房 <やわらかアカデミズム<わかる>シリーズ> 2011年(平成23年)、ISBN 9784623058501 pp.70 - 71.</ref>。記者は報道機関の活動を遂行するために雇用された従業員であり、その指揮命令に従うことが求められる。一方、記者は[[表現]]活動に従事するため、社の編集方針と個人の思想や[[良心]]との軋轢という問題を抱えることがある。また、質の高い報道活動を行うためには、記者の専門的な職能が活かせるように自由な活動を認める必要もある。このように、一般企業の従業員とは異なり、報道機関では編集が全てを決定し記者が忠実に遂行するという構造はジャーナリズムの本質から言えば妥当では無く、個々の記者の自由を尊重すべきと考えられた<ref name="Sogabe"/>。
 
伝統的に党派色の強い[[ヨーロッパ]]の報道機関では、編集綱領で記者の内部的自由が明文化されている場合がある<ref name="Sogabe"/>。また、フランスの労働法典にはジャーナリストの良心を保護する良心条項という規定がある<ref name="Sogabe"/>。良心条項では、買収などによって所有者が変更した場合や、報道機関の編集方針に大きな変化が生じた場合に、記者の政治的信条や良心との齟齬を理由に離職すると、解雇と同様の手当てを受けられる権利があるとされている。
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== 関連項目 ==
* [[編集者]]
* [[プレス発売リリース]]
* [[フリーランス記者]]
* [[政治部記者]]