「宮城刑務所」の版間の差分

* 日本において刑場は通常、刑務所内ではなく[[日本における死刑囚|死刑囚]]が[[収監]]される拘置所に設置されているが、{{Refnest|group="注"|[[東京拘置所]]・[[名古屋拘置所]]・[[大阪拘置所]]・[[広島拘置所]]・[[福岡拘置所]]の5施設{{Sfn|村野薫|2006|p=85}}。これは「死刑囚は死刑執行そのものが刑罰」であることから「拘禁は拘置所・執行は刑務所」とする原則があるためである{{Sfn|村野薫|2006|p=84}}。}}が、仙台高裁管内で死刑が確定した死刑囚（死刑確定者）は本施設に隣接する仙台拘置支所に収監される一方、[[日本における死刑|死刑]]執行施設（[[刑場]]）は本施設（刑務所）内にある{{Sfn|坂本敏夫|2010|p=13}}。このほか[[札幌矯正管区]]も同様の形態で、死刑確定者（死刑囚）は[[札幌拘置支所]]に収監される一方、刑場は[[札幌刑務所]]{{Efn2|札幌刑務所は札幌拘置支所を併設している<ref>{{Cite web|url=http://www.moj.go.jp/content/000024207.pdf|format=PDF|title=札幌拘置支所|accessdate=2020-05-22|publisher=法務省|language=ja|archiveurl=http://web.archive.org/web/20200522113745/http://www.moj.go.jp/content/000024207.pdf|archivedate=2020-05-22}}</ref>。}}内にある{{Sfn|坂本敏夫|2010|p=13}}。また、現在の[[東京拘置所]]に刑場が設置されたのは1966年だったが{{Sfn|村野薫|2006|p=85}}、それ以前（1965年以前）は[[東京矯正管区]]における死刑確定者（死刑囚）は小菅刑務所（現：在の東京拘置所）の舎房区（葛飾拘置支所）で拘禁されていた一方、同刑務所には刑場がなかった{{Sfn|村野薫|2006|p=84}}。そのため、葛飾拘置支同所に収監されていた死刑囚の死刑執行は当施設に移送した上で行われていた{{Sfn|村野薫|2006|pp=84-86}}。これは通称「'''仙台送り'''」と呼ばれていた。