「ウボ=サスラ」の版間の差分

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さらに「[[ネクロノミコン]]」への言及、特に「[[エイボンの書]]」との対照があり、スミスの側からラヴクラフト世界観へのアクセスが図られている。本作品は文献「[[エイボンの書]]」が初登場した作品であり、過去作『[[魔道士エイボン]]』(別タイトル:土星への扉)に登場した魔道士エイボンの知識は本文献となり以後のクトゥルフ神話作品に大きな影響を与える。
 
ナイトランド叢書版の解説にて、[[安田均]]は「クトゥルフ神話との関連でも必読だが、[[エドモンド・ハミルトン|ハミルトン]]『反対進化』を思わせるよくできた作品」と解説している<ref>ナイトランド叢書『魔術師の帝国2 ハイパーボリア篇』編者あとがき、265ページ。</ref>。
===あらすじ===
冒頭にて、『エイボンの書』からの引用という形式で、ウボ=サスラについて言及される。また作中でも、トリガーディスが所持する中世フランス語版の内容について触れられる。
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: [[ローレンス・J・コーンフォード]]のクトゥルフ神話作品。実書籍『[[エイボンの書]]』に収録され、「エイボンの書」の一部という体裁の作品。もともとはスミスが題名だけ考えていたもので、後続作者達が作品化した。
: ゾン・メザマレックが登場し、水晶に「ウボ=サスラの目」という名称がつけられている。
; [[陳列室の恐怖]]、[[深淵への降下]]、[[暗黒の知識のパピルス]]
: リン・カーターのクトゥルフ神話作品。様々な神々に新設定が付与され、ウボ=サスラにも付加設定がつく。
 
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*『魔術師の帝国』[[創土社]]、[[広田耕三]]訳「ウボ=サトゥラ」
*『ヒュペルボレオス極北神怪譚』[[創元推理文庫]]、[[大瀧啓裕]]訳「ウッボ=サトゥラ」
*『魔術師の帝国2 ハイパーボリア篇』ナイトランド叢書、広田耕三訳「ウボ=サスラ」
 
==キャラクターとしての『ウボ=サスラ』==
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=== 登場作品 ===
* [[クラーク・アシュトン・スミス]]『ウボ=サスラ』
* [[リン・カーター]]『[[深淵への降下]]』『[[暗黒の知識のパピルス]]』
* [[佐野史郎]]『曇天の空』 - 『クトゥルー怪異録 極東邪神ホラー傑作集』([[学研ホールディングス|学研]])所収
* [[風見潤]]『[[クトゥルー・オペラ]]』