「小西誠志郎」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
YouTubeより
タグ: 差し戻し済み
タグ: 差し戻し済み
11行目:
 
==経歴==
[[柔道]]は6歳の時に柔誠会で始めた<ref name="名鑑"/>。[[北九州市立曽根中学校|曽根中学]]3年の時に[[全国中学校柔道大会]]の66 kg級で2位となった<ref name="名鑑"/>。[[大牟田中学校・高等学校|大牟田高校]]1年の時に[[全国高等学校柔道選手権大会|全国高校選手権]]60 kg級の2回戦で敗れた<ref name="名鑑"/>。2年の時には[[全国高等学校総合体育大会柔道競技大会|インターハイ]]の2回戦で敗れた<ref name="名鑑"/>。3年の時にはインターハイで5位となった<ref name="名鑑"/>。2017年に[[国士舘大学]]へ進むと、1年の時には[[全日本学生柔道体重別選手権大会|学生体重別]]の準決勝で大学の3年先輩である[[宮之原誠也]]に技ありで敗れるも3位になった<ref name="名鑑"/>。[[全日本学生柔道体重別団体優勝大会|体重別団体]]では2位となった<ref name="名鑑"/>。2年の時には[[全日本ジュニア柔道体重別選手権大会|全日本ジュニア]]の決勝で[[日体大]]2年の[[古賀玄暉]]と対戦すると、技ありを先取しながら[[小外掛]]で逆転負けを喫した<ref>[http://www.judo.or.jp/p/45192 平成30年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会]</ref>。[[2018年世界ジュニア柔道選手権大会|世界ジュニア]]では準決勝までオール一本勝ちするも、古賀との再戦になった決勝では[[ゴールデンスコア|GS]]に入った直後に技ありを取られて2位にとどまった<ref>[https://www.jiji.com/jc/article?k=2018101800497 男子は古賀、女子は外処が優勝=柔道世界ジュニア] [[時事通信]] 2018年10月18日</ref><ref>[https://www.ijf.org/news/show/ukrainian-starlet-bilodid-completes-set-of-world-judo-titles Ukrainian starlet BILODID completes set of world judo titles]</ref>。[[2018年世界ジュニア柔道選手権大会|世界ジュニア団体]]では準決勝のジョージア戦のみの出場となったが合技で勝利すると、その後チームは優勝を飾った<ref>[https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102200282 日本、混合団体で優勝=柔道世界ジュニア] [[時事通信]] 2018年10月22日</ref><ref>[https://www.ijf.org/news/show/japan-are-crowned-mixed-team-champions-in-the-bahamas Japan are crowned mixed team champions in the Bahamas]</ref>。3年の時には[[東アジア柔道選手権大会|東アジア選手権]]決勝で地元韓国の選手を技ありで破って優勝した<ref>[http://www.judo.or.jp/p/49064 2019年東アジア選手権大会]</ref>。2020年10月の[[講道館杯]]では決勝で[[センコー]]の[[米村克麻]]と対戦すると、[[隅返]]で先に技ありを先取された。その後、[[袈裟固]]で小西米村を抑え込むも、電光表示板の担当者が抑え込んでいる選手を米村と勘違いしたために10秒経過した時点でブザーが鳴ってしまい、主審が西による一本を宣告した。しかし、小西による抑え込みは810前に脚が上から絡まって解けていたとビデオ判定で判断されて技ありは認められなかった。主審は「解けた」を宣告し、一本は取り消された<ref name="全柔連TV">{{Cite video| people =[[YouTube]]全柔連TVチャンネル| title =【経緯説明】2020年度講道館杯60㎏級決勝戦における混乱について|website=[[YouTube]] | medium =VOD| publisher =全日本柔道連盟| location = | date =2020/11/20| url =https://www.youtube.com/watch?v=FanBsCRVUlg| time=| quote= |format=|accessdate=2020-11-29}}</ref>。これに対して国士館大学監督の[[吉永慎也]]が猛抗議して試合が5分ほど中断されると、審判長が入って再審議となり、小西が上で抑え込みが解けた状態から「よし」で再開され<ref name="全柔連TV" />、すぐに脚を抜いてまた抑え込むがここでも810前に解けたため<ref>{{Cite journal|和書 |journal=[[近代柔道]]|last= |first=|url= |author= |date =2020-11-20|title=テレビ生放送中の60kg級決勝で前代未聞のトラブル発生|publisher=[[ベースボール・マガジン社]]|volume=42 |issue=12|location=|page=22|id= |isbn= |quote= }}</ref>、結果として小西は技ありを取れず、先に取った技ありを守り切った米村が優勝することとなった<ref name="daily">[https://www.daily.co.jp/general/2020/10/31/0013829174.shtml 柔道“不可解裁定”で大混乱…審判長がミスを陳謝「残念なこと重なった」生中継で失態] [[デイリースポーツ]] 2020年10月31日</ref>。講道館ルールでは上から脚を掛けても抑込技は解けたとならないが、この大会の[[国際柔道連盟]]ルールでは解けたとなる<ref name=大修館書店>{{Cite book|和書|author=小俣幸嗣|author2=[[松井勲]]|author3=尾形敬史|title=詳解 柔道のルールと審判法 2004年度版 |publisher =[[大修館書店]]|isbn=4-469-26560-8|quote=|origdate=2004-8-20|page=147|}}</ref>。1997年までにはこのルールになっている<ref>小俣幸嗣、尾形敬史、[[松井勲]]著、[[竹内善徳]]監修『詳解 柔道のルールと審判法』大修館書店 {{ISBN2|4-469-26423-7}}</ref>。また、書籍『柔道のルールと審判法』や資料『国際柔道連盟試合審判規定変更点について2020年1月13日より有効』ではこのルールについて説明している箇所では下から挟んでる場合と上から挟んでいる場合の図を載せているが、この大会当時、[[全日本柔道連盟]](全柔連)のサイトからダウンロードできた資料『2018年~2020年 国際柔道連盟試合審判規定』(日本語版)では下から挟んでいる図を2枚載せていた<ref name=大修館書店/><ref>{{Cite web |date=2020年1月13日 |url=https://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2020/02/dcece08b41bb2e75a989e37350fcdbf3.pdf |title=国際柔道連盟試合審判規定変更点について2020年1月13日より有効 |website=[[全日本柔道連盟]]|location= |page=10|accessdate=2020-11-03 |quote=|auther=渡辺崇}}</ref><ref>{{Cite web |author=[[全日本柔道連盟]] |url=http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2018/09/b9503aa6efbe0dc222359ed70050249c.pdf |title=2018年〜2020年国際柔道連盟試合審判規定 |website=全日本柔道連盟|format=PDF|page=28 |accessdate=2019-03-01}}</ref><ref>{{Cite web |author=[[全日本柔道連盟]] |url=http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2018/09/b9503aa6efbe0dc222359ed70050249c.pdf |title=2018年〜2020年国際柔道連盟試合審判規定 |website=全日本柔道連盟|format=PDF|page=28 |accessdate=2020-11-01}}</ref>。両選手にビデオ判定の裁定について説明はなく、再開から一時、掲示板に小西に技あり1とも表記されたため混乱は続いた<ref>{{Cite news |和書|title=時計係ミス、主審間違い気づかず…混乱の初V「気まずい」米村 柔道講道館杯 |newspaper=[[西日本スポーツ]] |date=2020-11-01 |author=末継智章 |authorlink=|url=https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/660100/ |accessdate=2020-11-06 |format= |agency= |location=日本・[[福岡市]]|publisher=[[西日本新聞社]] |isbn= |issn= |oclc= |pmid= |pmd= |bibcode= |doi= |id= |page= |pages= |at= |language= |trans_title= |quote= |archiveurl= |archivedate= |ref= |postscript= }}</ref>。この混乱に対して審判委員長の[[大迫明伸]]は、柔道は[[相撲]]などと違って、審判団の裁定に対して選手に説明するルールになっていない。そのため、当事者にとって不明瞭な進行になるなど、「色んな残念なことが一度に重なってこのようなことになってしまった」と釈明した。なお、小西はこの件について次のようにコメントした。「(審判から)何も説明がなくて、試合中ずっと不安だった」「(先に)ポイントを取られたことは事実。悔しいけど、審判に(ポイントが)ないと言われたら、ない。(負けを)受け止めて、また一からやり直したい」<ref name=daily/><ref>[https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2020/10/31/kiji/20201031s00006000525000c.html 審判団の操作ミス重なり大混乱 審判委員長は陳謝も判定ミスは否定 柔道講道館杯] [[スポーツニッポン]] 2020年10月31日</ref>。その後に審判委員会、強化委員会、大会事業委員会、アスリート委員会の4委員会が試合を改めて検証した結果、中断後に小西が「よし」のあと、抑え込みを再開した際にカウントするのが3秒遅く始められていたため実際は11秒抑え込んでおり、この時点で小西に技ありが付与されるべきで、ポイントで並んだ両者はその後延長戦に入るべきだったが、すでに時間が経過しており、再試合は難しいとした。そのため全柔連は、「大会運営上の誤謬を認め、決勝戦の勝敗がついていなかったものとし、特例的かつ限定的に遡って両者優勝とすることで四委員会の意見が一致した」との報告を受け入れて、両者を優勝とすることに決めた。専務理事の中里壮也は「日本最高峰の柔道大会の運営に不備があり、選手や関係者にご迷惑をおかけし、多くの柔道ファンの方々に混乱を招く事態となり、心よりお詫び申し上げます」と陳謝した<ref>[https://www.daily.co.jp/general/2020/11/20/0013879029.shtml 柔道・講道館杯の不可解裁定、ミス認め両者優勝 無効の抑え込みは「技あり」と結論] [[デイリースポーツ]] 2020年11月20日</ref><ref>[https://www.nikkansports.com/sports/news/202011200000963.html 誤審混乱で全柔連謝罪「心よりおわび」再発防止策も] [[日刊スポーツ]] 2020年11月20日</ref>。また、11月20日、全柔連は[[YouTube]]の全柔連TVチャンネルで、小西の最初の抑込は時計係からは選手の腰の色紐が見えづらかった、カウントの開始が4秒遅れた、副審と[[ジュリー (柔道)|審判委員]]はタイマー表示9秒の段階で「解けた」に気付いたがインカムで指示する前にブザーが鳴ってしまった、抑込開始からブザーまで14秒経っていたため主審と選手には20秒で一本の印象を与えた可能性がある、ビデオ判定によって7秒で解けていたと判断された、主審・副審と審判委員の合議では解けた後「待て」相当の時間が経過した判断し「はじめ」とした、審判委員長を加えた合議で選手が立ち上がったあと寝技から再開できる規定はないが「はじめ」からでは小西に不利益が生じるとし第21条「規定に定められていない事態」を適用し解けた体勢から再開するとした、主審にビデオを見せて正しく再開できるようにしたが小西の首の抱え方が不十分であった、との見解を明らかにした。4委員会は、[[ブルー柔道衣]]の導入、開始線の設置、審議後の場内アナウンス制度の導入、[[国際柔道連盟]]ルール理解の徹底、タイマー操作の精度向上とリカバリープランの策定も提言したことを明らかにした<ref name="全柔連TV">{{Cite video| people =全柔連TVチャンネル| title =【経緯説明】2020年度講道館杯60㎏級決勝戦における混乱について|website=[[YouTube]] | medium =VOD| publisher =全日本柔道連盟| location = | date =2020/11/20| url =https://www.youtube.com/watch?v=FanBsCRVUlg| time=| quote= |format=|accessdate=2020-11-29}}</ref>。11月29日現在、全柔連のサイトからダウンロードできる国際柔道連盟試合審判規定は下から脚を挟む図が2枚掲載されたままである<ref>{{Cite web |author=[[全日本柔道連盟]] |url=http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2018/09/b9503aa6efbe0dc222359ed70050249c.pdf |title=2018年〜2020年国際柔道連盟試合審判規定 |website=全日本柔道連盟|format=PDF|page=28 |accessdate=2020-11-29}}</ref>。
{{seealso|講道館杯全日本柔道体重別選手権大会#2020年大会の誤審騒動}}
 
[[国際柔道連盟|IJF]]世界ランキングは245ポイント獲得で100位(20/10/26現在)<ref>[https://www.ijf.org/wrl World ranking list]</ref>。