「中華人民共和国の鉄道」の版間の差分

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=== 車両 ===
中国の鉄道車両は、[[1980年代]]までは、主要幹線でも[[蒸気機関車]]が大々的に使用されていたが、[[ディーゼル機関車]]の量産化も中国初の国産[[ディーゼル機関車]]である'''[[ソ連運輸省TE3形ディーゼル機関車#中国国鉄巨龍型'''(巨龙型)|巨龍型]]から始まり<ref>大連機車車輛工廠廠志編纂委員會. 《鐵道部大連機車車輛工廠志》. 大連出版社. 1993. ISBN 7-80555-963-5.</ref><ref>『“巨龙”内燃机车出世』[[人民日報]]. 1958-10-03.</ref>に始まって[[ディーゼル機関車]]の量産化も進み、[[1990年代]]に入り、[[電気機関車]]の大量導入も行われ、21世紀始めには、主要幹線においては蒸気機関車は過去のものとなった。広大な中国の鉄道は長距離列車、非電化区間が多く[[地下鉄]]を除く大都市の[[普通列車]]でさえもほとんどが[[客車]]であり、広大な国でも[[鉄道の電化|電化]]率が高く[[動力分散方式|動力分散型]]が多いロシアの鉄道とは対照的であった。しかし一部の幹線は[[電車]]と[[気動車]]を用いて、2007年4月第6回鉄道高速化後、高速動力分散型電車を使うことを始めている。
 
車両は自国生産のものも多いが、[[機関車]]は日本・アメリカ・ヨーロッパなど[[西側諸国]]からの輸入も少なくない。モンゴル、ロシア、カザフスタンへ行く[[国際列車]]には[[ドイツ民主共和国|東ドイツ]]DWAに発注した{{仮リンク|中国国鉄18系客車|zh|中国铁路18型客车|label=18系客車}}及び{{仮リンク|中国国鉄19系客車|zh|中国铁路19型客车|label=19系客車}}が使用されている。これらの客車は、他国の車両と[[直通運転]]の際に連結されるため、モンゴルや[[ソビエト連邦|旧ソ連]]構成国、[[東ヨーロッパ]]など[[東側諸国]]の車両と類似または同じデザインの車両が使用されている。モンゴル、アルバニア、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]のような東側諸国や[[アジア]](インド<ref>[http://www.csrgc.com.cn/g3236/s7529/t88184.aspx 南京浦鎮車輛 - ムンバイ地下鉄1号線列車] 2018年8月2日閲覧</ref>、タイ、シンガポール、マレーシア、イラク、イラン、サウジアラビア、イスラエルなど)・[[アフリカ]](エチオピア、ナイジェリア、ケニア、スーダンなど)・[[ラテンアメリカ]](ブラジル、アルゼンチンなど)といった[[第三世界]]諸国だけでなく、アメリカやオーストラリアなど西側諸国にも鉄道車両を輸出している。