「代替肉」の版間の差分

2019年末から[[パンデミック]]を起こしたコロナウィルス（[[Covid-19]]）は畜産システムの[[脆弱性]]を露呈した。ベルトコンベア式に多くの人が密接して食肉処理・加工しなければならない[[屠殺場]]では[[クラスター]]が発生し、アメリカでは22の[[屠殺場]]が次々と操業を停止し、4月12日には超巨大な[[屠殺場]]である[[スミスフィールド・フーズ]]の[[屠殺場]]も無期限で停止した。[[屠殺場]]が停止したことにより、行き場のなくなった農場の[[鶏]]や[[豚]]が[[殺処分]]される事態にまで発展した。食料品店は肉の販売を制限し始めたことで、肉の代替品はこれまでにないほど[[需要]]が急増した。代替肉の大手であるBeyond Meatは、2020年4月、シェアが49％にまで上昇した<ref>{{Cite news|title=Fake-Meat Startups Rake in Cash Amid Food Supply Worries|url=https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-05-01/fake-meat-startups-rake-in-cash-amid-coronavirus-food-worries|work=Bloomberg.com|date=2020-05-01|accessdate=2020-11-04|language=en}}</ref>。またニールセンがBusiness Insiderに4月に提供したレポートによると、4月11日までの4週間で、[[精肉]]の代替食品の[[需要]]が前年比で272.2%も急増したという。