「ツォルンの補題」の版間の差分

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抽象的な外観をしているが、大変有用な定理でもある。特に代数学においてしばしば用いられる。この定理から、例えば「全ての[[ベクトル空間]]は基底を持つ」という定理を以下のようにして簡単に証明することができる。ベクトル空間 ''V'' が任意に与えられたとき、''V'' の[[一次独立]]な部分集合全体の集合 X は、包含関係 ⊂ を順序と考えて帰納的順序集合である。これの極大元の存在がツォルンの補題で示されるが、この極大元が ''V'' の[[基底]]と
なっている。この証明を選択公理を直接に適用して行うのは難しい。
 
== 参考文献 ==
*[[ファン・デル・ヴェルデン]] 『現代代数学2』 [[東京図書]]、[[銀林浩]]訳、[[1981年]]。ISBN 4489011075
*日本数学会 『岩波数学辞典(第3版)』 [[岩波書店]]、[[1985年]]。ISBN 4000800167
 
== 関連項目 ==
*[[選択公理]]
*[[順序集合]]
*[[極大元]]
*[[全順序]]
*[[上界]]
 
== 外部リンク ==
*[http://mathworld.wolfram.com/ZornsLemma.html Zorn's Lemma -- From MathWorld(ツォルンの補題)](英語)
 
[[Category:集合論|つおるんのほたい]]