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'''俳優'''(はいゆう、{{lang-en-short|actor}})は、[[演劇]]・[[映画]]等において、その人物に扮して[[台詞]]・[[ジェスチャー|身振り]]・[[表情]]などで[[演技|演じる]]人のこと<ref>[[広辞苑]] 第五版 【俳優】</ref>。またその職業。'''役者'''(やくしゃ)とも呼ばれる。
 
== ==
{{出典の明記|date=2020年6月|section=1}}
俳優とは、役を演ずる者のことである。演劇・映画・[[テレビドラマ]]などで、そこに登場する人物に扮して、台詞・身振り・表情などでその人物を演じる人のことである。
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女性の俳優は'''女優'''(じょゆう)、男性の俳優は'''男優'''(だんゆう)と区別されることもある。
 
== 歴史 ==
[[ギリシア悲劇]]ははじめ1人の俳優によって演じられていた。その後[[アイスキュロス]]が俳優を2人に増やし、[[ソポクレス|ソポクレース]]が3人に増やしたと伝えられている<ref name="britan">ブリタニカ百科事典【俳優】</ref>。[[古代ギリシア]]の俳優というのは[[ポリス]]から報酬を得ていた<ref name="britan" />。
 
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{{Seealso|演劇の歴史}}
 
== 仕事の内容と流れ ==
{{出典の明記|date=2020年6月|section=1}}
職業俳優の業務は、観客に公開することを目的とした劇作品を製作するために、その[[脚本]](シナリオ)に基づき、[[プロデューサー]]、[[演出家]]、[[映画監督]]などの指導・指示の下、共演者や製作スタッフなどと協力して、その上演や撮影にあたって、与えられた[[キャスティング|キャスト]](配役)を演じることにある。
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舞台や撮影は一般に、きわめて多人数の人々が携わることによって成立している。一般に俳優ひとりが欠ける(「穴をあける」)だけでも舞台や撮影が成立しなくなってしまう。したがって俳優という仕事は、病気や個人的な都合で安易に休むことができない。特に舞台は、観客と生身の俳優が一緒にいる「場」があってはじめて成立する。観客は、例えば早くからチケットを購入し、楽しみに思いつつ、さまざまな困難がある生活の中でスケジュールを調整した上で劇場に足を運んでおり、それを裏切るわけにはいかない。また休演などという事態を引き起こすと、他の俳優にも迷惑をかけ、また観客にチケット代の払い戻しをしなければならなくなり、興行主が莫大な損失を被ることが多い。俳優が舞台に穴をあけてしまうようなことをすると、次の仕事が来なくなると言われていたり、俳優を仕事に選んだら「親の死に目にも会えない」と言われていたりする。
 
== 俳優の分類 ==
{{出典の明記|date=2020年6月|section=1}}
[[File:Lexi Belle at AVN Awards 2011 1.jpg|thumb|200px]]
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また俳優は、それぞれの特色や得意な分野に着目してキャスティングされたり、ジャンル分けされることがある。しかし、このジャンル分けに明確な基準はなく、流動的である。
 
様々な分類がありうるが、たとえば[[二枚目]]俳優<ref group="注">対比されるのは、性格俳優、二枚目半俳優、三枚目俳優など。</ref>、[[性格俳優]]、[[喜劇]]俳優、[[悪役]]俳優、[[アクション]]俳優、老け役俳優、個性派俳優([[怪優]](かいゆう))、[[子役]]、[[脇役]]俳優、[[端役]]俳優([[端役|チョイ役]]俳優)、[[エキストラ]]俳優、[[スーツアクター]]、プライベートアクター、美人女優、脱ぎ女優、動物俳優などがある。
 
日本では[[名題#役者の格付|名題役者]]、[[時代劇]]俳優、剣劇俳優、[[大部屋俳優]]などという分類もある。
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[[アニメ]]や[[洋画]]の[[吹き替え]]などに声だけで出演する俳優は[[声優]]と称される。ただし、俳優でもナレーションなどで顔を出さない作品も存在する。逆に声優でも舞台やテレビ等で顔を出して出演することもあり、線引きが曖昧になっている。
 
== 日本と俳優 ==
=== 歴史 ===
日本では[[平安時代]]末期に[[田楽]]や[[猿楽]]という演劇があり、これを演ずる田楽法師や猿楽法師が日本での職業的俳優のはじまりだと考えられている<ref name="britan" />。
 
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[[明治|明治時代]]になると[[新派]]や[[新劇]]と呼ばれる新しい演劇ジャンルが生まれ、それぞれのジャンルの俳優が活躍するようになった<ref name="britan" />。
 
==== 昭和 - 平成 ====
{{出典の明記|date=2020年6月|section=1}}
[[1950年代]]から[[1960年代]]にかけて[[五社協定]]という取り決めがあり、映画会社と専属契約を結んだいわゆる映画俳優は、自社製作の映画以外への出演が制限されるなど、明確に活動範囲を区分されていた。そのため初期の[[大河ドラマ]]は、歌舞伎界や新劇などの俳優に頼らざるを得なかった事情がある。同時期の[[民間放送|民放]]のテレビドラマも同様で、[[海外ドラマ]]を輸入して放送したり、[[テレビジョン放送局|テレビ局]]で制作するドラマには、映画俳優以外の俳優や新人を起用することで対処していた。
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俳優の数を性別に分けると男性が多い。
 
==== 日本における女優の歴史 ====
{{出典の明記|date=2020年6月|section=1}}
日本では、[[歌舞伎]]の創始者といわれる[[出雲阿国]]のように、江戸時代初期には女性が芝居に出演していたが、[[寛永]]年間(1624年 - 1643年)に[[遊女]]歌舞伎が禁止されたため、それ以降女性が芝居に出ることは原則として不可能になった。代わって男性が女形として女性の役を演じ、この伝統が明治に入っても続いていた。1899年、川上音二郎一座に所属する[[川上貞奴]]が女形の代役として、サンフランシスコ公演にて急遽出演して成功をおさめ、これによって川上貞奴は、「日本初の女優」と呼ばれるようになった。
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1914年、[[小林一三]]が宝塚少女歌劇団(現・宝塚歌劇団)を設立し、女性が男性役も演じる、女性による歌劇・芝居の形式も誕生した。宝塚歌劇団に所属する女優(女性団員)は「[[タカラジェンヌ]]」(宝塚とパリジェンヌの合成語)と呼ばれている。
 
==== 出身 ====
{{複数の問題
| 出典の明記 = 2014年1月
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=== 注 ===
{{Notelist2}}
{{Reflist|group="注"}}
 
=== 出典 ===