「シクラメンのかほり」の版間の差分

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== 概要 ==
この曲は、[[小椋佳]]が[[第一勧業銀行]]赤坂支店に勤めていた際、取引先の会社で休憩していた時に見た、自身には馴染みのない花であった[[シクラメン]]をヒントに思い浮かんだものである<ref name="chunichi">2013年5月18日付『[[中日新聞]]』夕刊2面「この道 歌創り40年 小椋佳」より。</ref>。布施の担当マネジャーだった[[小坂洋二]]が小椋佳の『淋しい時』というアップテンポの曲を持って来た際に『もう一曲、カップリングが欲しいから』と布施が依頼した所、小椋から出てきた楽曲がこの曲だった。布施は今さらこんな古めかしい[[フォークソング]]っぽい曲が売れるわけないと感じたが、[[イザワオフィス|イザワオフィスの井澤健]]や[[渡辺晋]]らが『シクラメンの方がいい』と判断したためリリースとなった<ref>[https://hochi.news/articles/20191216-OHT1T50141.html 【あの時・日本レコード大賞<8>】布施明「シクラメンのかほり」売れるわけないと感じた - スポーツ報知 2019年12月23日]</ref>。
 
歌詞の「…ほど…ものはない」は、[[エルヴィス・プレスリー]]の「{{仮リンク|マリー・イン・ザ・モーニング|en|Mary in the Morning}}」の歌詞から引用し、それに[[北原白秋]]の全集から小椋が気にいった言葉を抜き出して当てはめたものである。詩が「借り物」を中心に構成されたことを示すために、3番の歌詞に「薄紫のシクラメン」を挿入し、曲名を「シクラメンの'''かほり'''」とした<ref group="注">当時はシクラメンの花に薄紫色はなかった。また、シクラメンには香りがなく、まれにあっても極めて薄い。なお、この歌のヒットをきっかけとして、後に薄紫色のシクラメン、香りのあるシクラメンが開発されている。</ref>。小椋はこうして出来上がった曲を気に入らず、また歌詞の内容が月並みな展開だったので、レコーディングせずに[[お蔵入り]]にしていた。そのために、当時はこの曲がヒットしたことが信じられなかったと後に告白している。