「アロハ航空243便事故」の版間の差分

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減圧発生時にシートベルト着用サインは点灯しており、乗客は全員着席していた{{sfn|加藤|2001|p=24}}。客室乗務員の一人は座席5列目のあたりに立っており、目撃した乗客によると胴体左側の穴から瞬時に外に吸い出された{{sfn|加藤|2001|p=24}}。2列目に立っていた客室乗務員は頭に破片が当たり床に倒れた{{sfn|加藤|2001|p=24}}。彼女は重度の脳震盪と頭部裂傷を負った{{sfn|加藤|2001|p=24}}。15列から16列目にかけて立っていた客室乗務員は、床に倒され軽度の打撲を負った{{sfn|加藤|2001|p=24}}。彼女は床を這いながら通路を移動して乗客を落ち着かせた{{sfn|加藤|2001|p=24}}。
 
乗客は座席から身動きできなくなった{{r|khon2}}。外壁が失われたことで乗客の眼前に空が、眼下には海が広がった{{r|khon2}}。乗客の中には死を覚悟したもて家族宛に別れメッセージを書きつけた乗客もいた{{r|khon2}}。
 
機長は乗客用の酸素マスクを作動させたものの客室への配管は胴体分離に伴い破壊されており、乗客は酸素供給を受けることはできなかった{{sfnm|加藤|2001|1p=23|NTSB|1989|2pp=10–11, 28}}{{efn|コックピット用の酸素供給系統は損傷を免れていた{{sfn|NTSB|1989|pp=10–11}}。}}。