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{{基礎情報 皇族・貴族親
| 人名 = 恒貞親王<br>（恒寂親王）
| 各国語表記 =
| 家名・爵位 =
| 画像 = Tsunesada Shinno.jpg
| 画像サイズ =
| 画像説明 = 恒貞親王（『前賢故実』より
| 続柄皇継称号 = [[淳和天皇]]第二皇太子
| 称号皇継在位 = [[皇太子天長]]（10年[[天長2月30日 (旧暦)|2月30日]]10年（833（[[833年]][[3月4日]]） - [[承和 (日本)|承和]]9年（842[[7月23日 (旧暦)|7月23日]]（[[842年））]][[9月1日]]）
| 時代 = [[平安時代]]前期
| 全名 = 恒貞
| 身位生誕 = [[親王天長]]2年（[[825年]]）
| 死亡日薨去 = [[元慶]]8年[[9月20日 (旧暦)|9月20日]]（[[884年]][[10月12日]]）▼
| 敬称 =
| 改名 = 恒貞 → 恒寂（法名）
| お印 = <!-- 日本の皇族のみ -->
| 別名 = 亭子親王
| 出生日 = [[天長]]2年（[[825年]]）
| 生地諡号 =
| 尊号 =
▲| 死亡日 = [[元慶]]8年[[9月20日 (旧暦)|9月20日]]（[[884年]][[10月12日]]）
| 没地戒名 =
| 埋葬日墓所 =
| 位階 = [[品位 (位階)|三品]]
| 埋葬地 =
| 配偶者1門跡 = [[藤原愛発大覚寺]]女初祖
| 父母親 = 父：[[淳和天皇]]、母：[[正子内親王 (嵯峨天皇皇女)|正子内親王]]▼
| 配偶者2 = [[藤原是雄]]女▼
| 兄弟 = ：[[恒世親王]]、[[氏子内親王]]、有子内親王、[[貞子内親王]]、'''恒貞親王'''、[[基貞親王]]、[[恒統親王]]、[[良貞親王]]、[[淳和天皇#后妃・皇子女|他]]
| 子女 = ▼
▲| 配偶者2妻 = [[藤原愛発]]女、[[藤原是雄]]女
| 父親 = [[淳和天皇]]
▲| 子女 = =
▲| 母親 = [[正子内親王 (嵯峨天皇皇女)|正子内親王]]
| 役職特記事項 =
| 宗教 =
| サイン =
}}
'''恒貞親王'''（つねさだしんのう、[[天長]]2年（[[825年]]） - [[元慶]]8年[[9月20日 (旧暦)|9月20日]]（[[884年]][[10月12日]]））は、[[平安時代]]前期の[[皇族]]。[[淳和天皇]]の第二皇子。[[仁明天皇]]の[[皇太子]]となったが、承和9年（[[842年]]）のち[[承和の変]]により、皇太子を廃される）た。後に[[品位 (位階)|品位出家]]は三品、[[大覚寺]]の初祖となった。異称は'''亭子親王'''。法名は'''恒寂'''。
 
== 来歴 ==
[[淳和天皇]]と[[皇后]][[正子内親王 (嵯峨天皇皇女)|正子内親王]]との間の長男。異母兄・[[恒世親王]]の薨去後、淳和天皇の後継者と目された。
異母兄・[[恒世親王]]の薨去後、淳和天皇の後継者と目された。[[天長]]10年（833年）従兄にあたる仁明天皇の[[即位]]に際し、[[嵯峨天皇|嵯峨上皇]]の叡慮により[[立太子]]。[[承和 (日本)|承和]]5年（838年）[[紫宸殿]]において[[元服]]するが、[[天皇]]に拝謁する際に礼儀を備えており、紫宸殿を降りて[[拝舞]]する様子も雅やかで麗しかったという。その後、淳和上皇や恒貞親王は権力闘争に巻き込まれる事を憂慮して度々皇太子の辞退を申し入れたものの、嵯峨上皇や仁明天皇に慰留されてしまう<ref>『恒貞親王伝』</ref>。しかし承和9年（842年）嵯峨上皇の[[崩御]]後まもなく発生した[[承和の変]]により、皇太子を廃された。▼
 
▲異母兄・[[恒世親王]]の薨去後、淳和天皇の後継者と目された。[[天長]]10年（833（[[833年]]）、母方の叔父、父方では従兄にあたる仁明天皇の[[即位]]に際し、[[嵯峨天皇|嵯峨上皇]]の叡慮により[[立太子]]。[[承和 (日本)|承和]]5年（838（[[838年]]）[[紫宸殿]]において[[元服]]するが、[[天皇]]に拝謁する際に礼儀を備えており、紫宸殿を降りて[[拝舞]]する様子も雅やかで麗しかったという。その後、淳和上皇や恒貞親王は権力闘争に巻き込まれる事を憂慮して度々皇太子の辞退を申し入れたものの、嵯峨上皇や仁明天皇に慰留されてしまう<ref>『恒貞親王伝』</ref>。しかし承和9年（842（[[842年]]）嵯峨上皇の[[崩御]]後まもなく発生した[[承和の変]]により、皇太子を廃された。
[[嘉祥]]2年（849年）三品に叙せられるが、まもなく[[出家]]して恒寂と号した。[[真如法親王]]から[[灌頂]]を受け、[[嵯峨野|嵯峨]][[大覚寺]]の初祖となった。[[仏道]]に深く[[帰依]]して常に[[精進]][[持戒]]したという。[[元慶]]8年（884年）[[陽成天皇]]が実質的に廃位されると皇位継承問題が生じ、その際に即位を要請されたがこれを拒絶している。己の最期を悟ると、衣服を浄め仏前に香華を備え、西方に向かって[[結跏趺坐]]の姿勢を取って[[入寂]]したと伝えられている。▼
 
▲[[嘉祥]]2年（849（[[849年]]）に[[品位 (位階)|三品]]に叙せられるが、まもなく[[出家]]して恒寂と号した。[[真如法親王]]から[[灌頂]]を受け、[[嵯峨野|嵯峨]][[大覚寺]]の初祖となった。[[仏道]]に深く[[帰依]]して常に[[精進]][[持戒]]したという。[[元慶]]8年（884（[[884年]]）[[陽成天皇]]が実質的に廃位されると皇位継承問題が生じ、その際に即位を要請されたがこれを拒絶している。己の最期を悟ると、衣服を浄め仏前に香華を備え、西方に向かって[[結跏趺坐]]の姿勢を取って[[入寂]]したと伝えられている。
 
== 人物 ==
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