「重力ターン方式」の版間の差分

{{翻訳直後|[[:en:Special:Redirect/revision/985977997]]|date=2020年12月}}'''重力ターン'''（{{Lang-en-short|gravity turn}}）または'''ゼロリフトターン'''（{{Lang-en-short|zero-lift turn}}）とは、[[天体]]の[[周回軌道]]に[[宇宙機]]を投入、もしくは周回軌道から宇宙機を離脱させる際におこなう[[マニューバ]]のひとつであり、[[重力]]を使用して機体を目的の軌道に誘導する{{仮リンク|軌道最適化|en|Trajectory optimization|label=}}でのひとつである。機体の[[推力]]のみを用いて制御される軌道に比べ、重力ターン方式の主な利点として次の2つが挙げられる。第一に、宇宙機の向う方向を変えるために推力を用いないため、より多くの推力を[[軌道速度]]への加速に使うことができる。第二のより重要な利点は、上昇段階の間、機体の[[迎角|迎え角]]をゼロもしくは小さくすることができる点である。これにより、機体横方向への空力[[応力]]を最小限に抑えることができ、機体の軽量化が可能となる<ref name="space-sourcebook">{{Cite book|last=Glasstone|first=Samuel|title=Sourcebook on the Space Sciences|publisher=D. Van Nostrand Company, Inc|year=1965|pages=209 or §4.97|url=https://books.google.com/books?id=K6k0AAAAMAAJ&q=gravity+turn&dq=gravity+turn}}</ref><ref name="thesis">{{Cite journal|last=Callaway|first=David W.|date=March 2004|title=Coplanar Air Launch with Gravity-Turn Launch Trajectories|url=https://research.maxwell.af.mil/papers/ay2004/afit/AFIT-GAE-ENY-04-M04.pdf|journal=Masters Thesis}}</ref>。