「優先席」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
30行目:
日本で本格的に行われたのは、[[1973年]](昭和48年)[[9月15日]](当時の[[敬老の日]])より旧・[[日本国有鉄道]](国鉄)により「'''シルバーシート'''」({{和製英語|silver seat}})の名称で[[中央線快速]]を始めとして東京・大阪の国電区間に順次導入され、私鉄でも同日に[[伊豆箱根鉄道]][[伊豆箱根鉄道駿豆線|駿豆線]]・[[伊豆箱根鉄道大雄山線|大雄山線]]両線で、シンボルマークのデザイン等を流用して同名のシルバーシートとして使用開始された<ref name="irorio">[https://irorio.jp/nagasawamaki/20190923/543797/ 日本初の優先席は静岡のローカル鉄道だった。伊豆箱根鉄道の思い] IRORIO(2019年9月23日)</ref>のが始まりである。
 
シルバーシートの名前を付与したのは、国鉄で設定した当初、高齢者を対象にし、他の座席と区別するため、本社旅客局営業課長だった[[須田]](現・[[東海旅客鉄道|JR東海]][[相談役]])が座席の色を変えることを提案したが、当時の国鉄は赤字で、大量の座席シートを替える為のお金の捻出が困難な状況であったため、在庫を探しての決定で、浜松工場に在庫があった[[新幹線0系電車]]の普通車[[鉄道車両の座席|座席]]に使うシルバーグレー色の予備布地を利用<ref>他の色の布は当時在庫が足りず、実施日に間に合わせるにはこの色の布を使うしかなかったという事情もあった(後述『[[#yomiuri130916|読売新聞]]』)。</ref>してシートを設定したことからといわれる<ref>{{Cite web |url=http://www.yomiuri.co.jp/otona/railwaynews/13/etc/20130916-OYT8T00362.htm |archiveurl=http://archive.is/lbqbp |archivedate=2013-09-19|title=シルバーシート40年、由来は東海道新幹線 |publisher=読売新聞社 |date=2013-09-16 |accessdate=2018-05-19|ref=yomiuri130916}}</ref>。
 
これらに倣って、[[大手私鉄]]など他の事業者でも導入が始まった。私鉄では座席表地の色については必ずしも踏襲していないが、識別マークはシルバーシートを引き継いだ。呼称は「シルバーシート」「(お年寄りや体の不自由な方の)優先席」とまちまちであった。
162行目:
* [[鉄道車両の座席]]
* [[日本のバスの座席]]
* [[須田]]
 
==外部リンク==