「ミニアチュール」の版間の差分

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== 3-6世紀 イタリア・東ローマ ==
[[File:CottonGenesisFragment26vAbrahamAndAngels.JPG|thumb|200px|天使に出会うアブラハムのミニアチュール。コットン創世記(5世紀-6世紀より]]
現存する最古のミニアチュールは{{仮リンク|アンブロジア版イーリアス|en|Ambrosian Iliad}}(3世紀ごろの、[[イーリアス]]の挿絵付き[[写本]])から切り出された一連の彩色画である。これらの一連のミニアチュールは[[古代ローマ]]の絵画と似た技法で描かれ、扱われ方も同様である。作品それぞれの質にはかなりばらつきがあるが、人物の書き方などは古典らしい情趣があり、これ以前の技巧から影響を受けているものと推測される。背景に関しては様式的な表現ではなく、[[ポンペイ]]その他ローマ時代の[[フレスコ画]]に見られるような、不完全ながらも自然に学ぼうとする古典的なスタイルがとられているようだ。