「シンタグマ (言語学)」の版間の差分

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'''シンタグマ''' (Syntagma) は、[[ギリシア語]]で「統合」、「構造」などを意味する「{{lang|el|σύνταγμα}}」に由来する概念であり、[[言語学]]においては、具体的な表現において、一体となっている言語要素のまとまりを指す。対になる概念として、パラディグマ(パラダイム)がある。
 
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[[ロラン・バルト]]は、[[1965年]]に[[フランス語]]で発表した『''Éléments de sémiologie''』において、このような結びつきを言語学の中心に置き、「パラディグマとシンタグマが言語の構造パターンを形づくる」と述べた<ref name="Kocsany.92">Piroska Kocsány: ''Grundkurs Linguistik: ein Arbeitsbuch für Anfänger.'' Fink, Paderborn 2010, S. 92.</ref>。シンタグマにおいて、諸要素は結合され、パラディグマにおいては(垂直的に)比較される<ref name="Kocsany.92" />。
 
シンタグマにおいて一体化される言語の諸要素は、互いに'''統合関係'''=シンタグマティックな関係にある。あるシンタグマにおける特定の要素に代えて、置き換えることができる別の要素があるとき、これらの要素は'''連合関係'''=パラディグマティックな関係にある。シンタグマとパラディグマの関係は、「水平」なシンタグマ、「垂直」なパラディグマという図式で説明することができる。[[日本語]]では、これを「'''横の関係'''」、「'''縦の関係'''」と呼ぶこともある<ref>{{Cite web|url=https://nihongonosensei.net/?p=14347|title=平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題2解説|publisher=毎日のんびり日本語教師|accessdate=2020-12-23}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://tak-japan.com/syntagmatic-paradigmaticrelation/|title=言語記号の特徴8〜統合関係と連合関係〜|publisher=日本語教師道〜出力場〜|accessdate=2020-12-23}}</ref>
 
統合関係と連合関係は、そこに含意された意味を考慮することで、言い換えれば[[意味論]]的関係を導入することで見極めることができる。
 
 
== 脚注 ==