「Version 7 Unix」の版間の差分

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ベル研究所内の [[Research Unix]] の系統は Version 8 Unix に引き継がれているが、実際にはV8は [[BSD|4.1BSD]] を導入して開発された。そして第10版まで開発した後、[[Plan 9 from Bell Labs|Plan 9]] の開発に集中するようになった。
 
V7は最初の真に[[移植 (ソフトウェア)|移植]]可能なUNIXであり、様々な移植が行われた。当時は[[ミニコンピュータ]]全盛期であり、16ビットのマイクロプロセッサも登場しつつあった。そういった様々なアーキテクチャにリリースから数年で移植が行われている。[[サン・マイクロシステムズ]]の最初のワークステーションでは([[MC68010]]ベース)、[[:en:Unisoft<!-- 存在せずリンク元がない -->|Unisoft]]社が移植した V7 が動作した。最初の[[XENIX]]は V7 の拡張であり、[[Intel 8086]] 向けである。[[:en:Onyx Systems|Onyx Systems]] は [[ザイログ|Zilog]] [[Z8000]] に移植している。[[VAX]]に移植された V7 は [[UNIX/32V]] と呼ばれ、[[Berkeley Software Distribution|BSD]]系Unixの直接の先祖にあたる。[[ウーロンゴン大学]]のチームはミニコンピュータ [[Interdata 7/32]] に V7 を移植した。これを[[:en:Interdata|Interdata]]と同社を買収した[[PerkinElmer]] が Edition VII として製品化し販売。世界初のUNIXの商用製品とされている。
 
[[ディジタル・イクイップメント・コーポレーション|DEC]]は、修正を加えた V7 を '''V7M''' としてPDP-11向けに配布した。V7MはDECのUNIX技術部門の開発によるもので、テキストとデータの分離、ハードウェアエラー対応、数々のデバイスドライバなどが加えられている。多数のテープ装置やディスク装置を接続した環境で問題なく動作できるようにすることにも力が注がれた。V7Mは品質が高く評価されていた。この技術部門が後に [[Ultrix]] 開発部門へと発展していったのである。