「酢酸ダーリア溶液」の版間の差分

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'''酢酸ダーリア溶液'''(さくさんダーリアようえき)は[[酢酸オルセイン溶液]]や[[酢酸カーミン溶液]]などと同じく[[顕微鏡]]での観察に際し、[[細胞核]]や[[染色体]]の[[染色 (生物学)|染色]]に用いる染色固定剤。30%の[[酢酸]]水溶液100mLに、ダーリアバイオレット<ref group="注釈">ダーリアバイオレットは一時、製造中止になっていたが、2016年には販売されている。ケニス株式会社から酢酸ダーリアとして調整済みの染色液が販売されている。ダーリアバイオレットの代わりにメチルバイオレットも使用可能である。30%の酢酸水溶液100mLに、メチルバイオレット0.5gを溶かし、酢酸バイオレット液とする。</ref>0.5gなどを加えて作る<ref>『中学理科用語をひとつひとつわかりやすく。』 学研教育出版、2012年、85頁。</ref>。[[生物]]の[[細胞]]にこの溶液を加えると、酢酸によって[[固定 (組織学)|固定]]が起こり、負に[[荷電]]した核や染色体に、正に荷電したダーリアが吸着して紫色(青色)に染まる。同じく細胞などを染める[[酢酸オルセイン溶液]]や[[酢酸カーミン溶液]]よりも少々値段が高いが、染色の成功率が高い。ただし、染まりすぎることがあるので、そのときは[[塩酸]]を用いて少しなら脱色することが可能である。
 
中学校での染色の実験では、主に[[酢酸オルセイン溶液]]や[[酢酸カーミン溶液]]が代用されることが多い
 
== 脚注 ==