「京王6000系電車」の版間の差分

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| 画像説明 = 6741編成(2006年5月29日、京王多摩センター駅)
| 運用者 = [[京王電鉄]]
| 製造所 = [[日本車輌製造]]<br />[[東急車輛製造]]<br />[[ひたち日立製作所]]<ref name="RP578p212"/>
| 製造年 = 1972年 - 1991年
| 製造数 = 304両<ref name="RP578p187"/>
[[1962年]]には[[京王井の頭線|井の頭線]]用に[[京王3000系電車|3000系]]が[[オールステンレス車両|オールステンレス車体]]で就役していた<ref name="RP422p82"/>が、6000系は5000系に続いて[[炭素鋼|普通鋼]]車体とされ、[[アイボリー]]色の車体の窓下に[[えんじ色]]の帯が巻かれた<ref name="RF137p87"/>。製造当時の法令に従い、6000系は [[地下鉄等旅客車#A-A基準|A-A基準]] {{refnest|group="注"|1969年5月15日付通達の火災対策基準に定められたが、1987年に普通鉄道構造規則に置き換えられ、さらにこの規則も2001年に[[鉄道に関する技術上の基準を定める省令]]に置き換えられた。1987年以降の規則・省令ではこの基準名称は使用されていない。}}を満足するよう設計されている<ref name="飯島1986p21"/>。
 
[[制御車|先頭車]]は全車[[東急車輛製造]](以下、東急)製、中間車は25両が東急製、7両が[[ひたち日立製作所]](以下、ひたち日立)製であるほかは[[日本車輌製造]](以下、日車)製である<ref name="RP578p212"/>。
 
=== 略史 ===
=== 主要機器 ===
==== 走行関係装置 ====
1972年製の6編成は抵抗制御を採用<ref name="RP578p213"/>、5000系最終製造車とほぼ同様<ref name="RF137p90"/>のひたち日立製[[制御装置|主制御装置]]MMC-HTB-20J<ref name="RP422p169"/>([[直列回路と並列回路|直列]]11段、並列7段、弱め界磁6段)<ref name="RP578p213"/>、主電動機として[[直巻整流子電動機|直流直巻電動機]]・ひたち日立製HS-834Crb、[[東洋電機製造]](以下、東洋)製TDK-8520A<ref name="RP422p169"/>(出力150 k[[ワット|W]]、端子電圧375 [[ボルト (単位)|V]]、定格電流450 [[アンペア|A]]、回転数1,450 [[rpm (単位)|rpm]])<ref name="RF137p89"/>が搭載された。5両編成・6両編成でデハ6000形単独で使用される場合は永久直列制御とされ、[[発電ブレーキ]]が使用できなかった<ref name="RP578p213"/>。
 
1973年以降は主回路を[[界磁チョッパ制御]]に変更するとともに[[回生ブレーキ]]も採用<ref name="RP422p159"/>し、主制御装置はひたち日立製MMC-HTR-20B(直列14段、並列11段)<ref name="RP578p214"/>、主電動機は[[複巻整流子電動機|直流複巻電動機]]・ひたち日立製HS-835GrbまたはHS-835Jrb、東洋製TDK-8525AまたはTDK-8526A<ref name="RP578p214"/>(150 kW、端子電圧375 V、定格電流445 A、分巻界磁電流28.3 A、回転数1,500 rpm)<ref name="RP578p36"/><ref name="RP578p37"/>となった。抵抗制御車同様、デハ6000形単独で使用される場合は永久直列制御とされたが、回生ブレーキは使用できた<ref name="RP578p214"/>。当初からユニットを組まない電動車として計画されたデハ6400形にはスペースの制約から他形式と異なる機器が採用され<ref name="RF243p93"/>、主制御装置もひたち日立製MMC-HTR-10C(永久直列14段)となった<ref name="RP578p214"/>。5000系ではひたち日立製主電動機の数が多かったが、6000系では東洋製が主力となった<ref name="RP422p158"/>。
 
駆動装置は[[TD平行カルダン駆動方式|TD平行カルダン駆動]]が採用され、抵抗制御車の[[歯車比]]は85:14<ref name="RF137p89"/>、界磁チョッパ制御車の歯車比は85:16である<ref name="RP422p170"/>。後年7000系と共通の[[WN駆動方式|WN駆動装置]]に交換されたものがある<ref name="RP578p235"/>。
 
==== 冷房装置 ====
1972年製造の制御車には[[集約分散式冷房装置|集約分散式]]能力9.3 kW (8,000 kcal/h) の[[東芝]]製[[エア・コンディショナー|冷房装置]]が4台搭載された<ref name="RP578p216"/>。1973年から1976年製造の制御車は同じ冷房装置5台を搭載することが可能な構造となったが4台のみが搭載され、中央の1台分には[[筐体|カバー]]だけが載せられた<ref name="RP578p216"/>。1973年から1976年製造の制御車には[[1986年]]、5台目の冷房装置が搭載されている<ref name="RP578p216"/>。1972年製の中間車と、これを8両編成化するために製造されたデハ6450形にはひたち日立製[[集中式冷房装置|集中式]]34.9 kW (30,000 kcal/h) の冷房装置1台が搭載された<ref name="RF137p89"/><ref name="RP578p216"/>{{refnest|group="注"|6000系が登場した1972年当時、[[国鉄103系電車|国鉄103系]]や[[国鉄113系電車|国鉄113系]]の[[プロトタイプ|試作]]冷房車、京王5000系の一部、[[京急1000形電車 (初代)|京急1000形]]、[[相鉄6000系電車|相鉄新6000系]]などでパンタグラフのない車両に集中式冷房装置を搭載した事例はすでにあった<ref name="RF137p39"/>が、[[#鉄道ファン137グラフ|6000系登場時の紹介記事]]にはパンタグラフのないサハ6550形にも集中式冷房装置が採用されたことが「苦笑させられる」<ref name="RF137p92"/>と表現されており、通勤冷房車黎明期、集中式冷房装置をパンタグラフが搭載されない車両に採用することは一般的ではなかったことが伺える。}}が、1991年に集中式46.5 kW (40,000 kcal/h) のものに載せ替えられている<ref name="RP578p216"/>。それ以外の4扉車は全車集中式46.5 kWの冷房装置を搭載し<ref name="RP578p216"/>、5扉車のみ48.8 kW (42,000 kcal/h) とされた<ref name="年鑑1991p238"/>。冷房装置の[[寿命]]は15年程度であるため<ref name="RF452p78"/>、何回か載せ替えが行われ、型式が異なるものに変えられたもの、3000系や5000系と交換したものなどがある<ref name="RP578p216"/>。能力46.5 kWのものを搭載していた車両の大半が48.8 kWのものに交換されている<ref name="RP578p216"/><ref name="RF452p78"/>。
 
== 形式構成 ==
 
=== 6両編成 ===
6000系として最初に製造されたグループであり、1972年に製造された6編成36両のグループだけが抵抗制御となった<ref name="飯島1986p24"/>。登場時は前面表示装置付近の塗り分けや、貫通路両脇のえんじ帯の処理が後に見られるものと異なっていた<ref name="RF583p82"/><ref name="RF583p83"/>。先頭部貫通幌を取り付けるための台座もなかったが、すぐに取り付けられている<ref name="RF583p82"/>。全車1972年5月に竣工し、先頭車とサハ6550形が東急製、デハ6053 - デハ6056がひたち日立製、それ以外の中間車が日車製である<ref name="RP278p70"/><ref name="RP278p71"/>。登場時はサハ6556にもパンタグラフが設置されていたが、1か月ほどで撤去されている<ref name="RF583p85"/>。
 
6000系36両の代替として井の頭線から転用されていた[[京王デハ1700形電車|デハ1700形]]デハ1701 - デハ1707・[[京王デハ1710形電車|クハ1710形]]クハ1711・デハ1710形デハ1712 - デハ1715・[[帝都電鉄モハ100形電車|サハ1200形]]サハ1202の13両が廃車された<ref name="RP578p247"/>。
** PT …[[集電装置]](京王八王子寄り)以下同じ。
 
1973年に入籍した車両から主制御装置が界磁チョッパ制御となった<ref name="RP422p158"/>。先頭車には5個目の冷房装置を搭載できるよう準備が行われ、カバーだけが設置された<ref name="飯島1986p29"/>。中間車の冷房装置能力が34.9 kWから46.5 kWに増強されている<ref name="飯島1986p29"/>。先頭車とデハ6050形が東急製、デハ6010 - デハ6012がひたち日立製、それ以外が日車製である<ref name="RP578p212"/>。6000系でひたち日立製の車両はデハ6053 - デハ6056、デハ6010 - デハ6012の7両のみである<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/>。最初の3編成が1973年12月、残りの3編成が[[1974年]]3月に竣工している<ref name="RP578p248"/><ref name="RP578p249"/>。このときの製造車から先頭車に新宿線用無線アンテナ設置用の台が設けられ、以降乗入対応・非対応、パンタグラフ有無に関わらずすべての先頭車にこの台が設けられた<ref name="RP578p216"/>。
 
この36両の入線に先立つ1973年10月に[[帝都電鉄モハ100形電車|クハ1200形]]クハ1203・[[帝都電鉄モハ100形電車|デハ1400形]]デハ1401・デハ1403・[[京王1800系電車|デハ1800形]]デハ1801の4両<ref name="RP578p247"/>が、次いで1974年2月にクハ1200形クハ1204・デハ1400形デハ1402・デハ1800形デハ1802・デハ1803の4両が廃車され、井の頭線からの転用車が一掃された<ref name="RP578p247"/>。
[[Category:日本車輌製造製の電車]]
[[Category:東急車輛製造製の電車]]
[[Category:ひたち日立製作所製の電車]]
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