「分割統治」の版間の差分

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{{Otheruses|政治、歴史分野での分割統治|アルゴリズム|分割統治法}}
{{出典の明記|date=2017年3月12日 (日) 12:22 (UTC)}}
'''分割統治'''(ぶんかつとうち、[[英語]]:Divide and conquerrule、[[ラテン語]]:Divide et impera)とは、ある者が統治を行うにあたり、被支配者を分割することで統治を容易にする手法。'''分断統治'''とも。被支配者同士を争わせ、統治者に矛先が向かうのを避けることができる。統治者が被統治者間の人種、言語、階層、宗教、イデオロギー、地理的、経済的利害などに基づく対立、抗争を助長して、後者の連帯性を弱め、自己の支配に有利な条件をつくりだすことをねらいとし、植民地経営などに利用された<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%88%86%E5%89%B2%E7%B5%B1%E6%B2%BB-128361 分割統治 ぶんかつとうちdivide et impera]コトバンク</ref>。
 
== 歴史 ==
古代[[古代ローマ帝国]]は、支配下に治めた[[都市]]相互の連帯を禁じ、都市毎に応じて処遇に格差をつける分割統治によって、征服した都市からの反乱を抑えることに成功した。
 
[[19世紀]]以降の[[欧米]]の[[植民地]]経営は、この原理をよく応用した。[[イギリス]]は[[インド]]で、人種、宗教、地域の差異で分割した集団を互いに反目させることで長期の統治に成功した。[[ミャンマー]]の少数民族問題長期化も英国の分割統治が[[ビルマ族]]を抑圧して少数民族を優遇したことに始まる<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%B0%91%E6%95%B0%E6%B0%91%E6%97%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C%28%E3%83%9F%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%81%AE%29-180805 少数民族問題(ミャンマーの)]コトバンク</ref>。[[ビアフラ戦争]]もイギリス植民地時代の分割統治による東部のイボ族と北部のハウサ族との部族対立が最大の原因である<ref>[https://kotobank.jp/word/%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%A9%E6%88%A6%E4%BA%89-118799 ビアフラ戦争 ビアフラせんそうNigerian Civil War]コトバンク</ref>。[[ベルギー]]や[[ドイツ]]は、[[ルワンダ]]・[[ブルンジ]]において[[フツ]]と[[ツチ]]に格差をもうけ、少数派のツチを中間的な支配層とした。これが[[ルワンダ虐殺]]の遠因となったともいわれる。
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*[[ヒエラルキー]]
*[[セクショナリズム]]
*[[同盟市]]、[[植民市]]
*[[信託統治]]
*[[租借地]]
*[[帝国主義]]