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== 概説 ==
[[イギリス]]では野党第1党(「公式野党」Official Opposition、あるいは「[[女王陛下の野党 (イギリス)|女王陛下の野党]]」)の[[党首]]が「His(Leader orof Herthe Majesty's Loyal Opposition」のOpposition)が、'''影の首相'''(Leader of the Opposition)に就任し、党所属[[国会議員]]から'''影の閣僚'''を政府の各省の担当領域ごとに任命して影の内閣を組織する。影の内閣は[[イギリス政府]]・[[与党]]の[[内閣 (イギリス)|内閣]]と対する組織として存在し、する。議場では内閣が与党席前列に着席するのに対し、影の内閣は野党席前列に着席し<ref>野党席前列に着席する議員は野党内の有力議員であり、影の内閣に属さない議員も前列に座ることある。</ref>、相互に向き合う形になっている。内閣と同様に定期的に会議を開き、政府の政策への批判、代案の提出を行う。
 
健全な[[議会]][[政治]]において[[政権交代]]と野党の政策立案能力が必須であるという考えに基づき、影の内閣は[[公職]]とされ、その運営には[[予算]]が計上され、議会内に影の内閣専用の執務室が提供される。
 
[[イギリス総選挙|総選挙]]で野党が勝利し[[政権]]を奪取した場合には、影の内閣のメンバーの大部分はそのまま新内閣の大臣に就任することが一般的である。   
 
== 日本における影の内閣 ==
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# [[民進党]]が[[2016年]]3月 - [[2018年]]5月に組織した「'''[[次の内閣]]'''」。
ただし、日本では[[国務大臣|閣僚]]の在任期間が短く、[[衆議院議員総選挙|衆議院総選挙]]後に与党の枠組みが変わらず引き続き同じ[[内閣総理大臣|首相]]が指名された場合でも閣僚を大幅に入れ替える慣行もあり、影の内閣の名簿は政権獲得時の新内閣の閣僚名簿にはあまり反映されていない。また、政権参加以前の社会党や2009年に下野してから政権復帰するまでの自民党は、連立による政権獲得を目指していたが、影の内閣に共闘政党のメンバーを入閣させることもなかった。
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==